明治期の歴史とともにある洋館

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軽井沢の歴史や文化を伝える軽井沢総合研究所は、NHK朝ドラヒロインのモデルとなった実業家「広岡浅子」が夏を過ごした、長野県・軽井沢にある三井三郎助別荘を見学するツアーを、11月27日(日)まで開催中。ドラマファンや軽井沢マニアの話題を呼んでいる。

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本ツアーで見学できるのは、小石川三井家八代当主・三井三郎助(高景)が、明治33年(1990年)に建て、広岡浅子が夏を過ごした軽井沢最古の洋館別荘。鹿島の森別荘地を回り、片岡別荘(ヴォーリズ建築・登録有形文化財)やインドの詩人タゴールが瞑想した大モミの木、日本女子大創設者成瀬仁蔵の像、浅子をはじめ政財界人も滞在した三井財閥の別荘内を巡るツアーだ。浅子が使った籐椅子をはじめ、当時の上流階級の別荘ライフを垣間見ることができる。

ツアーの昼食は、文豪・川端康成ら別荘族に愛された創業80年の老舗レストラン「菊水」で。浅子を支援した伊藤博文、大隈重信、渋沢栄一らが利用した軽井沢の鹿鳴館「三笠ホテル」のレシピによる西洋風カレー特別ランチが、サラダ、三笠ホテルブレンドコーヒー、デザートなどと一緒に貴族気分で楽しめる。

小石川三井家六代当主・三井高益の四女であり、銀行や生命保険会社を創立した明治を代表する女性実業家・広岡浅子。日本初の女子大を設立し、NHKテレビドラマの主人公のモデルとして一躍人気を呼んだ、広岡浅子の贅沢な世界に触れられる貴重なチャンス到来だ。【東京ウォーカー】