中国メディアの四川在線はこのほど、中国人の心に響く国産ワインを製造するために日本から学ぶべきだと説明している。記事はまず「日本びいきではない」と前置きしつつも、「ワインに関しては日本人を称賛せざるを得ない」と主張している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの四川在線はこのほど、中国人の心に響く国産ワインを製造するために日本から学ぶべきだと説明している。記事はまず「日本びいきではない」と前置きしつつも、「ワインに関しては日本人を称賛せざるを得ない」と主張している。

 記事によれば、1970年代に至るまで中国人は日本のワインを「アルコール風味の甘いぶどうジュース」くらいにしか評価していなかったようだ。しかし1970年代から80年代にかけて、日本人は「本気になって西洋のワイン作りを学び始めた」と説明。「海外の最先端機器を輸入」したり、「若い醸造者を欧州に派遣して醸造技術を学ばせる」ことにより、国産ワインの品質を大きく向上させたと指摘した。

 さらにワインは健康に良いという認識が広まったことで、市場拡大につながったと記事は説明。また1995年の世界ソムリエ最優秀コンクールにおいて日本人が優勝、ワイン文化を日本に広める大きな出来事になったと説明し、日本におけるワイン文化の広まりは「ワイン市場の急速な成長と切っても切れない関係にある」と指摘した。

 また日本は葡萄の甲州種から製造される国産人気ブランド「甲洲」を打ち出し、その品質の高さと共に日本の葡萄を100%使用というフレーズを用いることによって「国産ブランドのイメージを向上」させることに成功。外国のワインに対して強い競争力を持つ商品を造り上げたと記事は指摘している。記事はワイナリーがぶどう酒ツアーを企画して国産ワインの市場拡大に励んでいるとも伝え、こうした様々な取り組みの結果、日本における国産ワインの人気は高まっていると記事は評価した。

 1970年代の日本のワインは中国人にまったく評価されていなかったというが、日本は本気で西洋のワイン作りを学んだ。その結果、日本のワインは中国人の舌をうならせるまでになった。たゆまぬ努力が実を結んだ事例だが、結局のところ、記事は中国の読者に対してこうした姿勢を持つことの重要性を伝えようとしているのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)