中国メディアの捜狐はこのほど、日本で大人気の軽自動車が中国で流行する可能性の有無について分析する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Maksim Toome/123RF.COM)

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 中国メディアの捜狐はこのほど、日本で大人気の軽自動車が中国で流行する可能性の有無について分析する記事を掲載した。

 記事はまず日本の自動車保有台数に占める軽自動車保有台数の割合が36%前後と高い水準であるのに対し、中国には「軽自動車はほとんどない」と指摘。軽自動車に対する日本と中国の需要に大きな差があるという事実を示した。一部統計によれば、2014年12月末時点における日本の軽自動車の普及台数は100世帯あたり54台であり、日本では約2世帯に1台の割合で軽自動車を保有する軽自動車大国だ。

 日本と中国で軽自動車の需要に大きな差がある原因として、記事は地理的条件を指摘。日本の国土には平野部が29%しかないため道幅が狭く、停車場所も限られるのに対し、中国の場合は一部の大都市を除けば道路に十分なゆとりがあると指摘。こうした相違が軽自動車の需要に大きな違いとして現れているとした。

 さらに日本政府の政策は軽自動車の購入を税金面で支持しているのに対し、中国政府の場合は排気量1.6L以下の自動車および電気自動車購入への支持はあるが「小さな車両サイズを奨励することまではしていない」と記事は説明。最後に日本人は実用性を重視するのに対して、中国人は車の美観を重視する傾向があると指摘。これらの理由に基づいて、軽自動車は「日本の環境にぴったり合うように創造された車種」であると指摘、それゆえに中国では流行しないと結論を下した。

 記事の指摘は決して軽自動車を批判するものではなく、純粋に需要の観点に立脚した分析だと言える。資料によれば2014年12月末時点における100世帯あたりの軽自動車普及台数は地域によって大きな差があり、1位は佐賀県で104.2台、また最下位は東京都で11.8台となっている。大都市ほど普及率が低いのは、都市や交通網が発達しているため自動車そのものを持つ必要がないからだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Maksim Toome/123RF.COM)