日本人デザイナーが手がけた魅族科技のクールなスピーカー

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坪井浩尚がデザインを手がけた、中国メーカー魅族科技(メイズ)のワイヤレススピーカー「Gravity」。サウンドバーに氷の塊が突き刺さったような外観で、スピーカーが空中に浮いているように見える。

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Meizu(メイズ、魅族科技)を知らない米国人もいるかもしれないが、近い将来、よく聞く名前になるだろう。少なくとも同社はそう望んでいる。

同社はすでにスマートフォンの分野では中国最大級で、その評価額は30億ドルを下らない。そして現在、米国で名前を売ろうとしている。ただし、スマートフォンではない。メイズが米国で売り出す最初の製品は、ディスプレイが目を引くカンチレヴァー(片持ち梁)型のワイヤレススピーカー「Gravity」だ。

Gravityは、「Jambox」(日本語版記事)や「Beats Pill(日本語版記事)」に近いワイヤレススピーカーだが、とにかくデザインがかっこいい。これほどかっこいいスピーカーはほとんど見たことがない。2013年のSF恋愛映画『her/世界でひとつの彼女』の主人公の家にある未来の家電のような雰囲気だ。

サウンドバーに氷の塊が突き刺さったような外観で、土台が透明なため、スピーカーが空中に浮いているように錯覚する。カンチレヴァー型の左右非対称なデザインは、スピーカーを実際より大きく、ドラマティックに見せる効果がある。ディスプレイはプリズムの反射を利用しているため、まるでガラスに文字が書かれているようだ。

デザイナーは、飾り気のないミニマルなデザインを得意とする坪井浩尚。メイズはGravityを「何かが欠けたデザイン」と表現する。ほとんどのスピーカーは大胆な配色や奇抜な模様で自己主張しているが、メイズは目に見えないスピーカーを目指した。

メイズはすでに大企業で、経験も十分にあるため、「Kickstarter」や「Indiegogo」で資金を募る必要はないが、現在もGravityのクラウドファンディングを続けている。こうしたキャンペーンは完全にマーケティング戦略だろう。ディスカウント百貨店チェーン「Target」で買い物かごにスピーカーを放り込む客ではなく、メイズに親近感を覚える可能性がある少数のファンを取り込む作戦だ。

Gravityの価格は、ほかのハイエンドなワイヤレススピーカーと同程度の199ドルになる予定。メイズはグローバルな野心をもっているため、米国でこの製品が成功すれば、さらに多くの製品が展開されることだろう。