リヴァプールMFフィリペ・コウチーニョが、18日に行われたヨーロッパリーグ決勝の試合後に、ピッチでファンからセルフィー(自撮り)を求められたことが話題となっている。

プレミアリーグを8位で終えたリヴァプールにとって、18日のセビージャとの決勝は特別な一戦だった。タイトルが懸かっていることはもちろん、勝てば来季のチャンピオンズリーグ出場権を得られるからだ。

だが、前半にFWダニエル・スタリッジのゴールで先制したリヴァプールは、後半開始直後に同点とされ、さらに2点を献上して敗戦。欧州のカップ戦に出場できないことが決まった。

当然、選手たちは落胆。打ちひしがれた様子で悔しさをあらわにしていた。コウチーニョもその一人だ。そんな彼に、ある男性ファンが近づく。落ち込む自分を慰めてくれたと思ったのか、コウチーニョは男性の体を叩いて応対。すると、男性はスマートフォンでセルフィーを撮り始めた。


今にも涙を流しそうなほど落胆していたコウチーニョだが、この異様なリクエストも拒否することはなかった。その姿勢はたたえられるものだが、一方でファンの行動にはやはり批判の声も上がっている。男性ファンが「リスペクト」と書かれた帽子をかぶっていたのは、皮肉なのだろうか。