18日、中国メディア・毎日経済新聞は日本で医療を受けた中国人の体験談を紹介し、医療観光が増えている中国の現状を伝えた。資料写真。

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2016年5月18日、中国メディア・毎日経済新聞は日本で医療を受けた中国人の体験談を紹介し、医療観光が増えている中国の現状を伝えた。

調査会社・易観智庫がこのほど発表した中国の海外医療観光に関する研究報告によると、高所得者層で海外の高品質な医療を求める傾向が強くなっている。

重病患者が海外で治療を受けた場合、1回で少なくとも50万元(約840万円)の費用がかかり、100万元(約1680万円)を超えることも珍しくない。さらに、長期的な定期検診が必要で出費は毎年10万元余り(約160万円)に達するという。

ではなぜ中国人は海外に出て医療を受けるのか?。結腸がんを患った母親の治療のため訪日した中国人は、「日本や米国は医療資源が中国国内より充実しており、先進的な技術もある。大きな病気を患い金銭的に余裕がある人なら、よりよい医療を提供できる場所を選ぶだろう。母は日本の病院に入院した3日間で30項目の検査を行ったが、これよりも前に国内の腫瘍治療で有名な病院を訪れた際はMRIの検査待ちに20日間が必要と言われ、別の病院でも5日間の順番待ち状態だった。重い腫瘍なら、20日間で病状は大きく変化してしまう」と、国内の医療資源は不足しており、医師も多忙から手術後の検査では顔を見ることもできないと語った。

中国では患者数が増加している一方で医師や設備の医療資源不足が問題となっている。さらに、国内の医療サービスに満足できない人も増えており、こうした現状が海外で医療を受ける人の増加を加速させていると指摘している。

日本は距離や文化、費用、医療技術などの面から、中国の重病患者の多くが選ぶ国である。日本に赴き治療を受ける中国人にとって高額な治療費は大きな負担としてのしかかるが、サービス面を考慮すると価値は十分にあるとみる人も少なくない。(翻訳・編集/内山)