16日、豪州は中国人観光客に人気の旅行先にもかかわらず、シドニーの中華街ではこのところ中国人観光客の姿を見かけなくなっている。

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2016年5月16日、豪州は中国人観光客に人気の旅行先であり、15年2月ごろから現在に至るまで107万人が訪れているのに、シドニーの中華街ではこのところ中国人観光客の姿を見かけなくなっている。香港紙・東方日報が伝えた。

現地の旅行会社が悪質な業者と結託し、中国人観光客だけをドラッグストアや土産物店などに連れて行き、市場価格の3〜5倍の値段で買わせている。一方、中華街では観光客の姿を見かけなくなっている。中華街のある店の店主は「シドニーに観光客がいないわけではない、旅行会社に奪われた」と話している。

ある女性はシドニーで添乗員に「中華街に行きたい」と申し出たところ、「強盗に遭ったら責任を負えない」と制止され、「本物が安く買える」と郊外のドラッグストアや特産品のウール製品販売店に連れて行かれた。女性は800豪ドル(約6万4000円)でアルパカ毛布を買ったが、その後中華街で400豪ドル(約3万2000円)で売っているのを知った。

シドニーには中国人を狙った悪質な店が7〜8軒はあり、いずれも郊外の離れた場所にある。人の出入りがとても多く、大型バスがひっきりなしに観光客を連れて来ては去っていく。しかし、店で売られている商品はどれも通常より高い値段がつけられている。

こうした店で働いていたことがあるという女性は、店で売られているのは市場では主要な商品ではなく、値段も高いと話す。中国人観光客を連れて行くと、ガイドが店からリベートを受け取るほか、旅行会社も人数に応じたマージンを得ていると明かし、観光客はまるで商品同然の扱いだという。(翻訳・編集/岡田)