全米で人気の「住んでみたい街」ポートランド。その魅力を知るイベントが天王洲で開催

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アメリカの「住んでみたい都市」ランキングで必ず上位に名前があがる、オレゴン州のポートランド。豊かな自然に囲まれ、人と環境に優しい街として、世界からの注目度も高まっているとか。その人気の秘密や、「今、なぜポートランドなのか?」を知ることができるイベントがやってくる。

2016年5月21日(土)と22日(日)、天王洲アイルの特設会場では「Pop Up Portland (ポップアップポートランド) 2016」が一般公開。会場となる天王洲は、ポートランド同様、水のある風景が特徴的な土地柄だけに、その面影を重ねることができそう。

期間中は、ポートランドの「ものづくり文化」を担う地元ブランドのデザイナーや職人などが来日して直接商品を紹介するほか、デザイナーアイテムなど、ポートランドのプロダクトなどを販売するマルシェが開催される。

開催3回目となる今年は、5つのブランドの作り手たちが初来日するそう。例えば、4代にわたる伝統の技術で、ハンドメイドにこだわったスタイリッシュなレザーグッズを作り続ける「Orox leather Co. (オロックス・レザー・コー)」では、バッグやベルト、スマートフォンケースなど、洗練されたデザインのアイテムを紹介する。
「ポートランドのものづくり文化と情熱を世界中に広げたい」という思いで立ち上げた「Portland Gear (ポートランド・ギア)」には、ポートランドならではのアイテムが。

「ポートランド・ファンの輪を広げられるように、象徴的なロゴが入ったカジュアル・ウェアとグッズが並びます」と、広報担当者さん。

このほかにも、機能的でユニークなDIYツールを提供する「Hand-Eye Supply (ハンドアイ・サプライ)」など、使いやすくてオリジナリティーあふれる商品が揃う。会場には作り手たちがいるので、直接話を聞けるのもこういう機会だからこそ。


マルシェ会場となるのは、隣接する「保存」をテーマにしたコンセプトカフェ「TERRA CAFE BAR(テラカフェバール)」。同店で扱っている缶詰・冷凍食品・非常食などの保存食をはじめ、ポートランドと地元・東京のアイテムを販売する。

「THE HARVEST KITCHEN GENERAL STORE(ザ ハーベスト キッチン ジェネラル ストア)」からは、ポートランド製のビールを持ち運びできる容器「グラウラー」(写真)などデザイン性を備えた実用的なグッズが登場。

「最近は、飲み物を持ち歩く女性も増えていますから、この機会にスローライフの本場であるポートランドのアイテムをぜひ」と、広報担当の長瀬さん。

東京産の無農薬有機野菜を生産・販売する「T.Y. FARM(T.Y. ファーム)」は、その日に採れた新鮮な野菜を提供する。このほか、オレゴン州で人気のクラフトビールや、ポートランドのプレミアムなクラフトフードなども。


ポートランドで創刊された、スローライフを提案するライフスタイル雑誌「KINFOLK(キンフォーク)」による写真展のコーナーもあり、世界が注目する“ポートランド・ライフ”を見ることもできる。

ポートランドの街や人々に興味があるなら、ポートランドの文化に詳しいゲストによるトークセッションもおすすめ。21日(土)の14時から「ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる」、16時からは「ポートランドで起業した作り手たち」、22(日)の14時から「東京がポートランドから学べること」が開催される。前売は完売していて、現在は当日席のみの提供なので、受付は開催後すぐに。

期間中は、シルクスクリーンアーティスト・間弓浩二さんのイラストをTシャツにプリントできるワークショップ(参加費1000円〜)も随時開催。こちらは、ポートランドで盛んな活版印刷文化にちなんだものだとか。

全米が憧れる「ポートランド」の街に根付いた文化やライフスタイルを、まずは天王洲で体感して。