ドライバーがいないのにクルマが無人で駐車する。自動運転などに加えて、こうした無人駐車機能が実用化されると、SFの世界が現実化しつつあるような気がします。

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BMW7シリーズにオプション設定された「リモート・パーキング」は、2015年10月の現行7シリーズのデビュー時から予告されていた機能で、2016年中旬頃に導入予定とのアナウンスどおりの日本導入となりました。

同装備の最大の狙いは、乗り降りが困難な幅の狭いスペースへ駐車する際などでもリモコンキーで駐車できるという点です。

操作は、駐車場所の前方中央にクルマを停めてから、車外に降りてリモコンキー(BMWディスプレイ・キー)を使うだけ。

駐車完了後のエンジン停止もBMWディスプレイ・キーで可能ですから、遠隔操作で駐車からエンジン停止までが可能になっています。

乗り込む際はどうするの? という疑問が浮かびますが、リモコンキーの操作でエンジンを始動させ、自動走行で乗降可能なスペースまで出すことができます。

子どもの飛び出しなどの緊急時への対策も施されていて「リモート・パーキング」作動時は、フロントとリヤバンパーに装着された「PDC(パーク・ディスタンス・コントロール)」のセンサーが常に作動していて、障害物や歩行者の不意な飛び込みを検知するとクルマが自動的に停止します。

また、単に前後方向に真っ直ぐ動くのではなく、隣の車両などとの侵入角度が10度以内であれば自動的にステアリングも操作。

日産はリーフで自動駐車の開発を推進していますが、日産リーフの場合は斜め前方にクルマを出してから、駐車枠に後退するなどという、オーソドックスな駐車の自動化を開発中で、東京モーターショーなどでも披露しています。

ちなみに、メルセデス・ベンツも新型Eクラスで、スマホを使ったリモートパイロットパーキングを開発しています。

(塚田勝弘)

リモコン操作で無人駐車が可能! 量産車世界初の機能をBMW7シリーズに設定(http://clicccar.com/2016/05/18/372486/)