中国国内では日系車にまつわるデマが存在する。それは「ボディの鋼板が薄く、衝突性能に劣る」という内容だが、こうしたデマを信じ込んでいる消費者も少なからず存在するようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国国内では日系車にまつわるデマが存在する。それは「ボディの鋼板が薄く、衝突性能に劣る」という内容だが、こうしたデマを信じ込んでいる消費者も少なからず存在するようだ。

 だが、近年は中国メディアが日系車の正しい評価を伝えたり、欧米における衝突安全テストの結果が広く中国でも知られるようになったりしたことで、日系車をめぐるデマも徐々に減少傾向にあるように見える。

 中国メディアの捜狐はこのほど、中国におけるデマの焦点の1つである「鋼板」について取り上げ、中国国内で生産されている自動車については「それが中国メーカーの自動車であろうと、合弁メーカーの自動車であろうと、使用される鋼板は中国国内で生産されたものである」と指摘した。

 記事は、中国大手の鉄鋼メーカーは比較的高い技術力を持ち、中国国内に進出している各メーカーにボディ用鋼板を供給していると指摘。中国の鉄鋼メーカーが生産する鋼板に対して特に強度的な問題はなく、むしろ非常に強度の高い鋼板を生産できるのが現状であると論じた。

 続けて記事は、各自動車メーカーに鋼板を供給している中国の大手鉄鋼メーカーは日本の鉄鋼メーカーと提携しており、技術も日本から導入されたものであると指摘。日本企業の技術と設備があるからこそ品質面も保障されているのだと指摘し、「品質を重視する大手自動車メーカーも背後に日本の鉄鋼メーカーがあるからこそ、中国の同鉄鋼メーカーから調達するのだ」と指摘。

 記事の主張は、鋼板が薄いから日系車の安全性能が劣るという中国国内におけるデマに対して反論するものだ。中国では鋼板のほかにも車重は重いほうが安全という噂が存在し、車重は重いと制動距離が伸びてしまうという一面があるが、こうした事実は見落とされがちだ。中国の消費者がより成熟すれば、日系車の販売もさらに伸びる可能性が高いと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)