16日、思想家・小説家の東浩紀氏が自身のTwitter上で、元・東大総長でフランス文学者の蓮實重彦(はすみ・しげひこ)氏の態度に苦言を呈した。

発端は、同日に開催した「第29回三島由紀夫賞」選考会において、蓮實氏の著書「伯爵夫人」が受賞したことだ。蓮實氏は記者会見で、この受賞を「まったく喜んでいない。はた迷惑な話」などと不快感をあらわにし、ネット上で話題になっていた。
「三島由紀夫賞」は新鋭作家の純文学作品に与えられるもので、蓮實氏はこの結果に「80歳の人間にこのような賞を与えるという機会が起こってしまったことは、日本の文化にとって非常になげかわしいこと」などとコメントしていた。

この会見について同賞の受賞経験のある東氏は、「候補になると『もし受賞したらお受けするつもりはありますか』と確認の電話がかかってきます」と内情を明かした。つまり、受けない選択肢も与えられるというわけだ。
ところが、受諾したにも関わらず、会見で蓮實氏が不快感を全面に出したということもあり、東氏は「こういう『芸風』、かっこ悪いからやめればいいのに」と意見し「彼のあの発言が、何十年も繰り返されてきた『芸風』」と、キャラクターを作っていることを示唆した。

ちなみに、17日、作家の辻仁成氏も自身のTwitter上で、「候補になると必ず出版社は通達する。その段階で断らなかったのに受賞後にはた迷惑とは?」「若手に失礼です」などと蓮實氏の態度を批判している。
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