中国メディア・捜狐は3日、「自分が見ている日本は、中国国内で聞かれる日本とは全く異なる」とする、在日中国人の考え方を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF) 

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 中国メディア・捜狐は3日、「自分が見ている日本は、中国国内で聞かれる日本とは全く異なる」とする、在日中国人の考え方を紹介する記事を掲載した。

 記事は、多くの人が「どうして日本在住の中国人は親日派が多いのか。彼らは洗脳されたり、たぶらかされたりしているのか」と聞いてくると紹介。これに対して「多くの日本在住者はそもそも、洗脳など笑ってしまうような理由で、あなたの頭の中にある日本と違う印象を語ったり、書いたりしているのではない。少なくとも自分は全く違う」との見解を示した。

 そのうえで、日本在住の中国人は学校や政府による押しつけの認識ではなく、毎日笑い合うご近所や同僚、道を譲るドライバー、学生時代にお世話になったまじめな先生、善良で親切な公務員、どこでも見られる青い山と美しい水、ぼったくりのいない観光地、良好な社会の治安、そして毎日の日常生活から、自らの日本に対する認識を形作ってきたことを力説している。

 また、「もし日本が(中国国内の一部中国人が認識しているような)邪悪な国で、日本人がみんな邪悪だったら、こんな和気あいあいとした社会など絶対にできない。これが、日本で生活する外国人が得られる最も基本的な判断だ」とも論じた。さらに、実際の日本では右翼や左翼など各種の異なる立場の書籍が出版・発売されていること、「日本死ね」と言っても「売国奴」扱いされないこと、首相への批判、さらには天皇制の廃止に関する議論まで公に行われていると説明した。

 記事は最後に「われわれ(在日中国人)は、何かをひいきにしているわけではない。ただ、正々堂々としていることが好きなのであり、ネット上で生活中のリアルな感じ方をシェアしているだけなのだ」とし、「もしわれわれの眼中にある日本が、あなたの頭の中の想像と違うのであれば、申し訳ないが私たちの問題ではない」と結んでいる。

 まさに、百聞は一見に如かずの境地である。実際に日本で生活することで得られる情報や認識ほど貴重であり、価値のあるあるものはない。もちろんその中でも、日本に対してひいき目で見る人や、逆に厳しく見る人に分かれることはあるだろう。しかしいずれにせよ、その人たちの話が持つ説得力は、「学校や政府による押しつけの認識」よりも強いのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)