花の命は短いもので、今年の桜前線もあっという間に日本を駆け抜けていった。そして今年も、数多の中国人観光客が桜のシーズンに日本を訪れ、静かに散り行く桜の美しさをしんみりと、時として賑やかに堪能したようである。(イメージ写真提供:123RF)

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 花の命は短いもので、今年の桜前線もあっという間に日本を駆け抜けていった。そして今年も、数多の中国人観光客が桜のシーズンに日本を訪れ、静かに散り行く桜の美しさをしんみりと、時として賑やかに堪能したようである。

 中国メディア・人民網は16日、「日本の桜は散ってしまったが、花見のマナーは今まさに学ぶべき時だ」と題し、日本で花見をするにあたり知っておくべき知識や注意点について紹介する記事を掲載した。記事は、枝に登ったり物を掛けたり、さらには枝を折ったりなど、植物を傷つけるような行為をしないこと、場所取りにおいて必要以上のスペースを確保しようとしないこと、ゴミはちゃんと持ち帰る自覚を持つこと、近隣住民や他の花見客の迷惑になるような大きな声や音を出さないことなど、ごく一般的な注意点を挙げ、それぞれ解説している。

 また、花見スポット周辺は自動車の渋滞が避けられないほか、駐車場も混雑すること、飲酒後には絶対運転しないこと、トイレでない場所で用を足すことのないように、あらかじめトイレの存在やその数について把握しておくこと、火の使用を禁止している公園が多いこと、許されていても火の取り扱いに十分注意することなどについても言及した。

 終わってしまった花見のマナーを紹介するという観点からすると、この時期にこのような記事を出したことに対する「いまさら感」は否めない。おそらく、今年取り沙汰された花見マナー問題を盛り込んだうえで「来年以降のため」に啓蒙する目的なのだろうが、きっと多くの人は来年になればそんなことを忘れているだろう。

 しかし、よく記事の内容を見てみると、多くの注意点はなにも花見の時期に限ったことではないことが分かる。夏のキャンプやバーベキュー、秋の紅葉狩りやハイキング、冬の温泉やスキーなど、ありとあらゆるアウトドアアクティビティにあてはまるような注意事項ばかりだ。花見の時期だけではなく、日本で物見遊山をする際には常にこういったことを心掛けるべし、というメッセージが込められているというのは考え過ぎだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)