17日、中国のインターネット上に、「世界で最もきれいな日本の空港、なんと中国人が掃除していた」と題する記事が掲載され、話題になっている。写真は羽田空港。

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2016年5月17日、中国のインターネット上に、「世界で最もきれいな日本の空港、なんと中国人が掃除していた」と題する記事が掲載され、話題になっている。

英国の航空業界格付け会社・スカイトラックスがこのほど発表した2016年の「世界で最も清潔な空港」に羽田空港が選ばれた。2013、2014年に続く同賞受賞だ。記事は、「日本の清潔さは、本当に日本人の性格によるものなのか。他国は本当にまねできないのか」とし、羽田空港で清掃員500人を束ねている新津春子さんを紹介する。

新津さんは中国の遼寧省瀋陽市で日本人の父と中国人の母の下に生まれ、17歳の時に家族と共に日本に移り住んだ。当時は日本語がうまく話せず、清掃の仕事しかできなかった。ひどいいじめに遭ったこともあった。中国でも地位が低いと言われる清掃の仕事だが、「一生懸命仕事をしていれば人々からねぎらいの言葉をかけてもらえる」と懸命に仕事に取り組み、現在の清掃のプロとしての地位を築いたという。「心を込めないときれいにはできない。お客様が喜んでくれればそれでいいんです」という言葉が印象的だ。新津さんは昨年、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも取り上げられ、大きな反響を呼んだ。

記事は、新津さんの存在に触れながら、「プロ意識を持った清掃員は適当に見つかるものではない」とし、日本人がこれまで築き上げてきた文化に関係があると分析している。これに対して、ネットユーザーからは「人ではなく体制の問題」「台湾やシンガポールの空港もランクインしている。民族の問題ではない」「中国人は学ぶべきだ」といった声や、「ネットで彼女のストーリーを見たことがある。本当にすごい人」「素晴らしい日中ハーフさん。ご苦労さま」と新津さんへのメッセージが寄せられている。(翻訳・編集/北田)