タバコが原因の50%以上!「膀胱がん」原因とチェックしたい初期症状4つ

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キャスターの小倉智昭さんが、『とくダネ!』(フジテレビ)の番組内で、膀胱(ぼうこう)がんであると告白しました。

1週間ほどの休養に入るとの発表もありましたが、自分には関係ない年配男性の病気と片づけていませんか?

確かに胃がんや大腸がんなどに比べて、患者の数は多くありません。また、国立がん研究センターによると、女性よりも男性に多い病気だとも言われています。

ただ“男性の方が多い”だけで、女性患者がゼロなのではありません。また、ご主人が罹患をする可能性もありますよね?

そこで今回は、国立がん研究センターのがん情報サービスや女性の医学事典『ウイメンズ・メディカ』を参考に、膀胱がんの特徴や原因、症状、検査の方法と治療法をまとめます。

 

■1:そもそも膀胱がんとは? 膀胱がんの特徴

そもそも、膀胱がんとはどういった病気なのでしょうか? 辞書を見ると、

≪膀胱粘膜(ねんまく)に発生するがんで、泌尿器科(ひにょうきか)が取り扱う悪性腫瘍(あくせいしゅよう)(がん)のなかでもっとも頻度の高いもの≫(『家庭医学館』より引用)

とあります。膀胱は位置的に見ると、骨盤の中に収まっている臓器です。腎臓から運ばれてきた尿を一時的に貯めておく袋のような形をしています。

膀胱の内側は粘膜(尿路上皮とも言う)で覆われており、その下に筋層や脂肪が続いています。粘膜は膀胱だけでなく、膀胱と腎臓を結ぶ尿管、そして尿管が腎臓と連結している腎盂(じんう)まで続いています。

膀胱、尿路、腎盂と部位こそ違いますが、同じ粘膜で一続きになっていますので、その粘膜(尿路上皮)にできるがんをまとめて尿路上皮がんと呼びます。つまり、膀胱がんは、尿路上皮がんの1つなのです。

また、同じ膀胱がんでも、粘膜の表面だけにがんができているのか(筋層非浸潤性がん)、それとも粘膜を超えて下の筋層や脂肪にまでがんが広がっているのか(筋層浸潤性がん)でも、呼び方が変わります。

 

■2:膀胱がんの原因は?

膀胱がんの原因は何なのでしょうか? 一般的に見て40歳以降に患者が多いため、加齢がリスク要因とされています。アラフォー夫婦は双方で注意したいですね。

また、国立がん研究センターによれば、“喫煙”が膀胱がんのリスクを確実に上げる要因だとされています。特に男性の50%以上の膀胱がんが、喫煙によって発生しているのだとか……。

女性の医学事典『ウイメンズ・メディカ』によれば、喫煙者は膀胱がんになるリスクが2倍以上だという情報も。

自分が喫煙者である、あるいはご主人がタバコを吸っているといった場合は、今すぐやめたい・やめさせたいですね。

 

■3:膀胱がんの初期症状は?

膀胱がんになったとき、初期症状やサインはあるのでしょうか? 一般的に、以下の様な症状があらわれるといいます。

(1)尿が茶色や赤色に濁る

初期は無症状の場合がほとんどだそうですが、そのうち目で見て分かるレベルで尿が血で茶色か赤色に濁り始めます。

初めのうちは症状が出たり出なくなったりすると言いますが、「あれ、治った?」と思って放置するのは危険です。

(2)尿の回数が増える

(3)尿を出すと下腹などに痛みがある

また、がんで膀胱が刺激され、尿の回数が増えたり、尿を出すと痛みが出たりするともいいます。

どれも膀胱炎に似た症状ばかり……。軽く見てしまうかもしれませんが、何か異変があった場合はすぐに医療機関に足を運びたいです。

(4)背中が痛む

がんが悪化して膀胱と尿管の間がふさがれてしまうと、尿管や尿管と腎臓の境目(腎盂)が膨らんで、背中が鈍く痛む場合もあるとか……。

 

■4:膀胱がんの検査の内容は?

では病院に行ったら、どのような検査をするのでしょうか? ちょっと不安ですが主に、

(1)尿検査

(2)膀胱鏡検査(内視鏡で膀胱の中を見る)

などが行われます。尿検査では尿の中にがん細胞が出ていないかを顕微鏡でチェックされます。膀胱鏡検査では、尿道から内視鏡を挿入して、膀胱の中を肉眼で確かめてもらいます。

その他に超音波(エコー)検査、CT検査、尿路X線検査、MRI検査などを組み合わせて、がんの場所や大きさ、形、広がり方などを調べてもらいます。

 

■5:膀胱がんの治療方法は?

がんが見つかった場合は、大きさや広がり方で大まかに治療法が異なります。

(1)初期の小さいがん

膀胱がんが初期の小さい状態で、粘膜の表面にしかできていないような場合は、尿道から膀胱鏡を入れて、ブロッコリーのように盛り上がった患部を電気メスで切り取ります。

電気メスで単純に切れない場合は、ワクチン(BCG)を膀胱内に注入する治療が行われる場合もあるといいます。

ただ、膀胱がんは再発率が高いといわれています。電気メスでがんをキレイに切除した場合でも、予防的にワクチンを膀胱内に注入する場合もあるといいます。

(2)悪化したがん

がんが広範囲に広がっていたり、表面の粘膜だけでなく筋層などにも広がっていたりする場合は、膀胱や尿管を全て取り除く治療が行われます。

ただ、膀胱や尿路がなければ、人は尿を体の外に出せません。そこで尿路の出口を新しく作る尿路変更術が併せて行われます。抗がん剤治療や放射線治療を組み合わせる場合もあるようです。

 

以上、膀胱がんの特徴や原因、症状や検査・治療方法をまとめましたが、いかがでしたか?

女性は特に人ごとになってしまいがちですが、常にリスクはありますし、ご主人が罹患する恐れは少なくありません。

上述した症状が見られた場合は、すぐに医療機関に足を運びたいですし、少なくとも年1回の健康診断で尿検査は欠かさずに行いたいですね。

(ライター 坂本正敬)

 

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【参考】

※ 膀胱がん - 国立がん研究センターがん対策情報センター がん情報サービス

※ 井口登美子(2003)『ウィメンズ・メディカ 女性の〈からだと心〉安心医学』(小学館)

 

【画像】

※ fizkes / Shutterstock