14日、台湾の新総統誕生まであと1週間と迫ったが、高揚感はないようだ。写真は台湾総統府。

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2016年5月14日、参考消息網によると、台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)新総統が「内憂外患」に直面している。

蔡英文総統の就任式が20日に行われる。新総統誕生まであと1週間と迫ったが、高揚感はないようだ。第一の問題は対中関係だ。蔡新総統は過度の中国依存から脱却するべき東南アジア諸国との関係を強化する方針を示し、日本との自由貿易促進を目指しているが、中国の妨害は必至で困難な外交が要求される。また、台湾内部でも1%未満にまで減速した経済成長、急ピッチで進む少子高齢化、破綻が迫っている公務員の年金システムなどの課題は山積みだ。

政治には「ハネムーン」という言葉がある。新総統就任後、一定期間は成果が出るまで批判を控えることを意味するが、喫緊の課題を抱える蔡英文政権には「ハネムーン」は存在しないとエコノミストは指摘している。(翻訳・編集/増田聡太郎)