日本茶アンバサダーに聞く、おいしくてからだに合う日本茶の選び方

写真拡大 (全3枚)

春から夏にかけては茶摘の時期。日本茶が出回る季節です。日本茶と一言でいっても品種は多彩。たとえば、よく耳にするのは煎茶、ほうじ茶、抹茶、玉露、緑茶などではないでしょうか。そのほかにも、碁石茶、かりがね茶、粉末茶、阿波番茶などいろいろあります。

日本のお茶処といえば、静岡や京都を思い浮かべるかたが多いのでは。でも、三重や鹿児島などもお茶の産地なのです。さまざまな地域でさまざまな品種がある日本茶。普段どのように選んでいますか?

好きな味やブランドで選ぶというのもシンプルでよいのですが、体質やからだのお悩み別で選ぶのもおすすめ。じつは日本茶には、アンチエイジングやダイエット、アレルギーに効果的な効能も多く、日本茶を飲むことで気になる症状が改善されることも。からだのお悩みに合わせて、どんなお茶を選べばいいのでしょうか。
お悩み別おすすめの日本茶

■シミ・しわ・たるみが気になる
カテキンの抗酸化作用で改善を図れます。カテキンを多く含んだお茶がおすすめです。
→ おすすめの日本茶:粉末茶
■痩せにくくなった
ダイエットしてもなかなか痩せない......というかたには脂肪燃焼効果があるカフェインや消化器内の脂肪吸収を阻止してくれるサポニンなどが含まれているお茶が有効。
→ おすすめの日本茶:玉露
■美白したい
美白には、ビタミンCの摂取がポイント。ビタミンCは一般的に熱を加えると壊れやすいのですが、お茶に含まれているビタミンCは壊れにくいのです。美容目的の場合、ビタミンCは1日の摂取量1000〜2000mgほど必要といわれています。しかし、この量をお茶で摂取するのは現実的ではありません。お茶は、美白のサポート的役割程度で取り入れるのがよいでしょう。
→ おすすめの日本茶:玉露
■大人ニキビ・吹き出物が気になる
ニキビや吹き出物は肌の不調が原因。ビタミンをバランスよく摂取することがケアのポイントです。ビタミンCのほか、βカロテンなどが含まれたお茶がおすすめです。
→ おすすめの日本茶:抹茶、粉末茶
■便秘や軟便など腸の調子が良くない
腸内が不調なときは、腸内環境が整っていないことが多いのです。そんなときは、食物繊維を摂取しましょう。便秘のときに食物繊維が効果的なことは知られていますが、軟便にも食物繊維は必要です。食物繊維の摂取が十分であれば、腸内の余分な水分は吸収されるので軟便を防げるのです。
またカテキンは腸の悪玉菌をやっつける作用があるほか、腸を整える成分としては、乳酸菌も有名です。じつは、乳酸菌が含まれているお茶もあるのです。すこし酸味があるそうです。試してみては?
→ おすすめの日本茶:抹茶、粉末茶、碁石茶、阿波番茶
■花粉症やアトピーなどが気になる
アレルギーの場合、アレルギーを発症させるヒスタミンを抑えることが大事です。ヒスタミンを抑えるお茶の成分には、メチル化カテキンというのがあります。この成分が含まれているお茶はアレルギーにも効果的と考えられています。ただし、効果の出る人、出ない人があるとか。でもアレルギーで悩んでいるかたは一度試してみるといいのでは。
→ おすすめの日本茶:べにふうき緑茶
■ストレスが多い、眠りが浅い
ストレスがたまるとイライラしたり、夜寝つけなくなったり、からだにも悪影響が及びます。お茶の成分であるテアニンは、アルファー波を引き出してくれるといわれています。テアニンはお茶の旨味に含まれている成分です。だから、旨味成分の高いお茶を選んでみて。リラックスしたいときなどに飲むと効果的。カフェインが気にならない人なら寝る前に抹茶で一服すると心もからだも落ち着きますよ。ストレスで胃が荒れている場合は、玉露より抹茶のほうがからだにやさしく効果的です。
→ おすすめの日本茶:抹茶、玉露
■体臭が気になる
日本では、昔から飲み終わった茶葉を消臭剤として利用するなど、お茶の消臭効果は日本の文化に根づいています。使い終わった茶葉だけでなく、お茶の成分、カテキンには、酸化を防ぐ抗酸化作用があるのも知られています。飲むことで、皮脂の酸化を防止。体臭が発生することを防ぎます。お茶の中でもカテキンがより豊富に含まれているものを選ぶといいのでは。
→ おすすめの日本茶:粉末茶

体質で選ぶほか、食事に合わせて選んだり、ノンカフェインやオーガニックなどこだわりで選ぶという方法もあります。魅力的な健康、美容効果がある日本茶。お好みのものを見つけて、きれいと元気を手に入れたいですね。
[<日本茶美容法>満木葉子(日本茶アンバサダー協会),一般社団法人地域復興 美と笑顔を繋ぐ会]

この記事を気に入ったら、いいね!しよう。
Facebookで最新情報をお届けします。