17日、韓国の有名歌手で画家としても活動するチョ・ヨンナム氏が無名の画家を「ゴースト」として雇い、描かせた作品を自作として高値で販売していた疑惑が持ち上がっている。資料写真。

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2016年5月17日、韓国・東亜日報などによると、韓国の有名歌手で画家としても活動するチョ・ヨンナム氏が無名の画家を「ゴースト」として雇い、描かせた作品を自作として高値で販売していた疑惑が持ち上がっている。

韓国春川地検束草支庁は17日、束草で活動する60歳の画家A氏がチョ氏の絵画作品300点余りを8年間にわたって代わりに描いてきたと名乗り出たことを受け、ソウル市内のチョ氏の事務所やギャラリーなどを家宅捜索したことを明らかにした。チョ氏側はこれに対し、「A氏に絵を依頼したことは事実だが、A氏は自分の助手として指示に従って描く役割をしていたにすぎない」と主張している。また、「オリジナルの絵を撮影してA氏に送り、A氏が同じように描いて返送してきた物に私(チョ氏)が手を加えてサインをする」方法を取っていたと説明した。

チョ氏はA氏に対し1点当たり10万〜20万ウォン(約9300〜1万9000円)の制作費を支払っていたというが、昨年出演したテレビ番組では自作の売価を「1000万、2000万ウォン(約90万、190万円)程度」と話していた。

検察は今後A氏が描いたとされる絵画の特定を進め、それらが高値で販売されたことが確認された場合には、チョ氏に詐欺容疑を適用する可能性があるという。

チョ氏は韓国で長く活躍するビッグタレントであるだけに、この事件について韓国のネットユーザーからは合わせて数千件のコメントが寄せられている。

「美術作品も下請け?ヨンナム兄さん、これはやり過ぎだよ」
「宗教で詐欺を働くやつもいれば、ねずみ講をする人も、そして芸術を使って詐欺をする人間もいる。韓国は詐欺師天国だ。社会悪として厳しく追及する対策が必要」
「みんなが見てる前で描いてみればいい」

「自分の助手として指示に従って描かせてたって、それを代作と言うのでは?」
「代わりに描いてくれてた人にその支払いとは…企業の非正規職の扱いよりひどいよ」
「歌は歌えても絵は描けなかったんだろう。完全な詐欺師だね。絵を買った人に払い戻しを」

「なんとも情けない」
「その年になって恥ずかしいよ(チョ氏は1945年生まれ、71歳)。ラジオDJも降板してくれ。毎日聞いてる側からすれば、詐欺師の放送なんて聞きたくない」
「笑うしかない。まるで漫画に出てきそうな話じゃないか。これも韓国の流行の一つなのか?」(翻訳・編集/吉金)