環境と目標設定は自分のテンションが上がる方向のほうが成功しやすい?(写真:フォトライブラリー)
◆空間心理カウンセラー・伊藤勇司の「成功するビジネス×片づけ術」第3回

 こんにちは、空間心理カウンセラーの伊藤勇司です。

 人間は環境動物とも言われていて、自分が置かれた環境に左右されやすい性質があります。今回はそうした環境に働きかけることを意識して、リビングの些細な環境に変化を加えたことで、夢が叶った営業マンの事例をお届けします。

◆リビングのコルクボードを張り替えて、夢が叶った営業マンの事例

 この方は、毎日多忙で朝早くに出社して、夜遅くに帰ってくる生活をずっと続けられていました。休みの日も仕事の事を考えていて、常に何かをしている状態。だからこそですが、いつも何かに追われているような感覚もあったようです。そして、そうやって日々努力しているのに、思っているよりも成果が上がらない。そんな状態が続いて悩まれていました。

 その方に部屋の状態をお伺いすると、荒れに荒れた状態だとか。朝から晩まで仕事をしていて、部屋の片づけをする余裕も暇もないとのことでした。そして、その方にさらに踏み込んで部屋の現状を具体的にお伺いしていくと、「リビングにコルクボードを貼り付けて、書類や、やるべきことのリストを忘れないように貼っている」とのことでした。そのことを聞いた私は、普段見るイメージの重要性をお伝えして、コルクボードに書類などを貼っていたものを、【自分が望む結果を手に入れているイメージの写真】を、できるだけ沢山貼って頂くようにご提案しました。

◆「これをやらなくちゃ……」からの脱却

 その方は車が好きなようで、営業成績が上がったら、いつか欲しいと思っていた車の写真を貼るようにしました。その他も、成績が上がり、給料が増えたら行きたいと思っていた旅行先の写真なども貼るようにしてきました。そうやって毎日見るコルクボードをやることリストから、「実現したイメージリスト」に切り替えて頂いたのです。

 そうすると初日から変化が生まれて、仕事に出発する時に気分がまるで変わっていったとご報告をいただきました。それまでやることリストを眺めて出発する時は、「今日も、これをやらなければ……」と、朝から追われるような感覚になって、気持ちが重くなっていたようです。でも、実現したイメージリストに切り替えてからは、「早く、この状態を手にれたい!」と、単純に子供心のようにわくわくする気持ちで出発できるようになったとのことでした。

 すると程なくして、営業成績が上がり始めるようになったようです。そして半年も経たないうちに、夢の一つである旅行を実現することができることになりました。そこで夢を実現できた実感が持ててからは、さらに加速して成績も上がるようになり、1年後には念願の車も購入できるようになっていったのです。

 やったことは、毎日見るイメージを変えるために、コルクボードに貼るものを差し替えただけです。「自分はやることに追われている」という漠然としたイメージを毎日見続けていたのを、「自分は夢を実現している」という具体的なイメージ写真を見続けることに切り替えた。それだけの変化で、その方はイメージに見合った自分に適応して変化していったのです。

◆人間は環境に左右されやすい

 あなたは普段、どんなイメージを見続けていますか? 何を学ぶかよりも、どんなイメージを見ているのか?が、あなたの未来に大きな影響を及ぼします。イメージを変える簡単な一歩として、ぜひ自分の部屋のささいな所から、意識してみてはいかがでしょうか。
 人間が環境に左右されやすい理由は、人間は原始の時代から【環境に適応することで生き延びてきた】歴史があるからことが一つの理由です。本能的に、生きる術として環境に適応する能力がもともと備わっているのです。