By Andrewww26

「アノニマス」の名前で知られるハッカー集団が、アメリカの連邦準備銀行やイギリスのイングランド銀行、フランスのフランス銀行など、世界各地の20以上の中央銀行に対してDoS攻撃を実施し、サーバーなどをダウンさせていたことが明らかになっています。

Anonymous Hackers Shut Down Federal Reserve Bank - Anonymous

http://www.anonews.co/anonymous-hackers-shut-down-federal-reserve-bank/

アノニマスによるネットワーク攻撃は2016年5月10日前後に開始されたものと見られます。この一連の攻撃は「@OpIcarus (オプ・イカルス:イカルス作戦)」と呼ばれるもので、まずターゲットにされたのがギリシャ中央銀行で、その直後にキプロスの中央銀行がDDoS攻撃を受けたとのこと。さらにその週末にはドミニカ共和国やドイツ、モルディブなどの中央銀行や、ガーンジーの金融サービス委員会などが攻撃を受けています。攻撃に際してOpIcarusはTwitterで声明を発表していたようですが、おそらくTwitterの措置によってアカウントはオフライン状態にされているとのことです。

攻撃は世界的に伝播しているようで、別のハッカーによる攻撃がボスニア・ヘルツェゴビナやメキシコ、ジョーダン、韓国などの中央銀行に対しても実施されています。攻撃に参加したとみられる「Ghost Squad Hackers」や「s1ege」のTwitterアカウントでは、スコットランドや韓国の中央銀行が実際にダウンしている証拠を示す画像がツイートされています。

https://t.co/suA41egJJG Bank of Scotland no longer has a homepage #GhostSquadHackers #OpIcarus hhhhhhhhhh pic.twitter.com/ITsfeM4Ftw— Ghost Squad Hackers (@GhostSquadHack) 2016年5月15日

https://t.co/3E1AEopbsO The Bank Of Korea #Offline #GhostSquadHackers #OpIcarus pic.twitter.com/QrCwtB4uOX— s1ege (@_s1ege) 2016年5月12日

また、「s1ege」はアメリカのボストン連邦準備銀行がダウンしている様子をツイートしています。

AND STAY DOWN! https://t.co/nBCp2omhM3 #OFFLINE #GSH #NWH pic.twitter.com/tIQHzeJZyw— s1ege (@_s1ege) 2016年5月12日

このように世界中で大規模なネットワーク攻撃が行われているとみられるわけですが、アノニマスはその理由について「腐敗した世界的な銀行カルテルへの蜂起」と位置づけています。世界人口の1%というごく一部の富裕層に富が集中し、そのおかげで残りの人々が犠牲を強いられているという状況に銀行を中心とする金融機関が加担しているとして、反対行動としてのDDoS攻撃が実施されているとみられています。

攻撃に際してアノニマスは、以下のように目的を表明しており、「99%」に属するごく普通の人々が送っている日々の生活に影響を与えることは目的としていないと表明しています。

“We would just like to make it very clear that all targets of #OpIcarus have been Rothschild and BIS central owned banks. In fact most of the targets so far such as Guernsey, Cyprus, Panama, Jordan, British Virgin Isles, etc are in the top 10 places of tax havens for the elite. No on-line consumer accounts were harmed, no ATM’s were blocked and no personal client data was leaked. This has been a protest against the Central Banks and the 1% - no innocent or poor people were harmed”

明確にしておきたいのは、イカルス作戦が標的としているのはロスチャイルド家やBIS(国際決済銀行)に関連する銀行である。事実、これまで我々がターゲットにしてきたのは、ガーンジーやキプロス、パナマ、ジョーダン、英領ヴァージン諸島など、エリート向けのタックス・ヘイブン上位10に属するものばかりである。一般消費者のオンライン口座は影響を受けず、ATMが停止したり、顧客データが流出されるようなことはない。この作戦は、中央銀行と「1%」に対する抗議行動であり、罪のない、または貧しい人々が傷つけられることはない。

イカルス作戦では、今後数週間以内に攻撃を行う標的のリストを公開しているとのこと。はたして以下のリストに含まれる金融機関が実際に攻撃を受けるかどうかは知る由もありませんが、日本銀行のドメイン「https://www.boj.or.jp/」がリストに含まれているところが気になります。

#OpIcarus #MayDay World Bank Master Target List - Pastebin.com