飲みなれた大人でも油断禁物

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適度なアルコールは体にも良く、飲み会も楽しいものですが、急性アルコール中毒で搬送されたり命を落としてしまったという悲しいニュースも少なくありません。急性アルコール中毒はお酒を飲めない人だけがなる症状ではありません。お酒を飲むすべての人が気をつけなければならないのです。

■ 救急搬送は春にも多くなる

東京消防庁によると、東京都内だけで14.303人(平成26年)と毎年1万人以上が急性アルコール中毒で搬送されているそう。年代別では20代〜30代が多く、20代が搬送者の半分以上を占めているそう。飲み会の多い12月が最多ですが、花見や歓送迎会、GW中の宴会など、飲み会が増えるこの季節にも多いそう。成人したばかりの若者が、慣れない飲み会で加減がわからずに飲み過ぎてしまうことが原因のようです。

■ 急性アルコール中毒は誰にでも起こる

体内に入ったアルコールは肝臓で酵素により分解され、有毒性のあるアセトアルデヒドに代謝されます。「お酒に弱い/強い」というのは、アルコールを分解する酵素量や肝臓の働きの違いです。しかし急性アルコール中毒は、大量にアルコールを摂取したり短時間に摂取することで血中のアルコール濃度が一気に高くなり、脳が麻痺することで起こる中毒症状。お酒に弱い人だけでなく、血中アルコール濃度に比例し、誰もが陥る可能性があるのです。

■ 脳が麻痺して昏睡や死に至ることも

血中アルコール濃度が0.05%〜0.1%なら、心地よくリラックスしているほろ酔い状態になります。この状態で飲むのがベストです。しかしこれよりも濃度が高くなると「酩酊期」「泥酔期」と脳の麻痺度が進み、濃度0.4%で命を落とす危険がある「昏睡期」となってしまいます。血中アルコール濃度は飲酒後すぐに上昇するのではなく、30〜60分後にピークに達します。そのため、一気飲みなどをして危険な量のアルコールを短時間で摂取すると、酩酊期や泥酔期を飛ばして昏睡期に到達するため、飲んでいるときは元気だったのに気が付いたら昏睡していたということになるわけです。昏睡期は脳幹部や中枢神経をも麻痺させるので、後遺症が残ったり死に至る危険もあるのです。

(著:nanapiユーザー・カラダにキク「サプリ」 編集:nanapi編集部)