450年前に爆発を観測した『ティコの超新星』が拡散する様子、NASAが公開。2000〜2015年の記録もとに

写真拡大

NASAが、450年前に爆発を観測した超新星爆発の残骸が、現在(地球に光が届いた時点を基準に)も拡散し続けている様子を数フレームの動画にまとめました。NASAがとらえた過去15年分の画像を比較すれば現在も残骸が広がっていることがわかります。

NASAはチャンドラX線観測衛星で撮影した2000〜2015年のティコの超新星の画像を比較し重ねあわせました。その画像には、地球から1万光年はなれたところでその超新星残骸が拡大し続けるところがわかりやすく描かれています。

またNASAは場所によっては残留するガスの密度が異なり、それが各部の拡散速度の差異となっていることがわかったとしています。

天文学者は、観測の結果を論文"An X-ray and Radio Study of the Varying Expansion Velocities in Tycho's Supernova Remnant"としてarXiv.orgに発表しました。

下の動画では、チャンドラX線観測衛星によるX線映像のほか、比較用に電波観測の結果を映像化したものも見られます。



ちなみに、この超新星残骸の拡大は画像では微々たる範囲に見えるかもしれないものの、実際は9000km/sというとてつもない速度で広がっています。