<ザ・プレーヤーズ選手権 最終日◇15日◇TPCソーグラス(7,215ヤード・パー72)>
 米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」は、4大メジャーに次ぐ規模で開催されるツアーのフラッグシップイベントだ。優勝賞金、フェデックスカップポイント、そして5年間のシードと勝者に与えられるプライズもメジャーに勝るとも劣らない。その大一番を制したのは世界ランク1位のジェイソン・デイ(オーストラリア)。初日から首位を譲らない完全優勝でカップを高々と掲げた。
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 大一番への闘志は思わぬところで高まった。「今週の初めにゴルフチャンネルを観ていたら、僕がこのコースではこれまでうまくプレーできていないと言っていた。それは本当だけど、ちょっと悔しくてすごく闘志が湧いてきた。世界ランキング1位なのに、この試合に勝つ選手としてカウントされていないからもっと練習しようと思った」。初日にコースレコードタイとなる“63”。焚きつけられた思いはそのままビッグスコアにつながった。
 2位に4打差で迎えた最終日。「今日はとても緊張した。おそらくこの試合がこれまでで一番ナーバスになっていたかもしれない」。前半は6番、9番でボギーを叩き2位以下に迫られる展開。やはりこのコースでは良いプレーはできないのか――。
 だが、開幕前デイの活躍に疑問符をつけていたゴルフチャンネルの解説員は最終日に朝にはこんなことも言っていた。「僕が54ホールリードしていたときは必ず勝っている(実際は2015年全英OP以外)と言っていた。だから絶対にビビることだけはしないでおこうと思った」。
 バックナインに3つのバーディ。「16番は良いバーディがとれた。17番は52度のウェッジなのに、池に入れるんじゃないかと不安だった。18番のティショット、2番アイアンのショットはすごく良かった」。世界ランク1位は懸命に気持ちを落ち着かせながら、力強く勝利をもぎ取った。
 この優勝によりデイの世界ランクポイントは2013年タイガー・ウッズ(米国)以来の高得点となった。だがもちろん満足はしない。「タイガーは彼が復帰したときには僕のことを打ち負かすと言ったからね(笑)ちゃんと後ろを見ていないと。10勝じゃまだまだ足りない。タイガーは70、80勝?これからまだまだ勝っていく」。新BIG3の争いから一歩抜け出したデイに、世界ランク1位の貫禄が備わってきた。
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