Road to RIO!

いよいよ始まったバレーボール世界最終予選。個人的にも注目し、本大会での活躍に期待をかけている競技のひとつです。バレーボールのリオ切符は、今まさに行なわれているアジア予選兼世界最優秀予選で、アジア1位となるか、それを除く全体3位に入ることが獲得条件。悪くても4位には入らないといけない。難しいとは言わないけれど、決して油断はできない。ピリピリとした試合の連続です。

しかし、大きな心配はしていません。日本チームはひとまわり大きくなってココにきました。女子は前回大会銅の経験を持つ木村・荒木・迫田といったメンバーが多数残り、そこに宮下・古賀といった次世代のメンバーがしっかりと噛み合う世代交代大成功の編成。ロンドンからの4年間では「MB1」など慢性的な弱点でもあるセンター線の人材不足を「いなきゃいないで構わない」ようにする戦術的な対策を施してきましたが、本番に向けてはオーソドックスなセンター線を使うバレーに整えてきました。正統進化、という言葉がよく似合う。

弱点を魔法で覆い隠すような体制ではなく、地盤がしっかりしているチームには大崩れはないもの。会場に集った多くの観衆、チームを支えるたくさんの協賛スポンサーの広告、試合前には人気アイドルがパフォーマンスまで披露するという人気面も含めた地盤の盤石さは、今大会でも大事な最終予選を母国開催できる好条件につながりました。

唯一の弱点と思われた解説さえも、ゲスの極み川合。には絶対に与えない「画面への書き込みペン」を竹下佳江さんに持たせ、戦術をしゃべり倒させるという世代交代の体制。「今の川合さんいかがですか」「うんたらかんたら(時代遅れ)」「では、竹下さんはいかがですか」「はい、これはこういうことで(訂正)」というコンビバレーには、美しいボケツッコミの様式美すら感じました。

初戦ペルー戦、2戦目カザフスタン戦と順調にストレート勝ちしたことで、短期決戦ならではのドタバタという最後の落とし穴もうまく回避できました。もちろん本番はここからの試合なわけですが、あれよあれよという間に負けてしまうような落ち着きのない戦いは、2つ勝ったことで回避できるでしょう。次戦以降もしっかり勝って、予定通りにリオに行く。残す仕事はそれだけです。

ということで、最終日のチケットを持っているのだがその前までに決まってしまいそうだなという悩みを抱えつつ、バレーボール・リオ五輪世界最終予選女子の部をチェックしていきましょう。

◆木村沙織の後継者がしっかりと天然族の系譜を受け継いだ女子バレー!

初戦ペルー戦。日本のスターティングシックスは、セッターに宮下、センター線に島村・荒木、ウィングスパイカーに長岡・古賀そして木村と並べる布陣。1本目のサーブは島村が打つという並びで来ました。通例なら点の取り所である木村のサーブでもなく、セッターをなるべく早く後ろに引っ込めるための宮下のサーブでもないあたりに、島村のサーブへの期待感の高さを感じさせます。

ペルーのデータがほとんどないということで、コーチ陣が声でブロック位置を指示しながらの戦い。日本のブロックはよく当たり、多少チカラの差があるにはせよ、簡単に決めさせるようなことがありません。攻撃陣では長岡が絶好調。左利きという貴重な特性を活かし、ライト側からクロスと見せかけてのストレートなどで急所に効く攻撃を繰り出します。

↓大エース木村沙織も味方のプレーをカバーして、笑顔でチームを率いる!


困ったときに「お任せ」の担当者がいるのはやっぱり強い!

トスが短ければフェイント、しっかりくれば強打、そしてとにかく相手がいないところに落とす!

脳の理解力すべてをバレー専用に割り振ったレジェンドが、日本を支える!

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古賀が拾って宮下がつないで木村が決める、そんな連携が見られると思わず頬が緩みます。「世代交代感バッチリやのぉ」「サオリン後を心配する必要まったくナシ」「プレーの面でも、アイドルの面でも」と未来へつながる感じが止まらない。今だけでなく、未来へ向けてもいい内容がつづきます。

第1セットこそ苦しむものの、試合を追うごとに余裕が生まれ、第2セットは相手が1ケタ得点のうちに20点に到達するなど大楽勝ムード。この展開に日本はいろいろな選手に出場機会を与えておこうとメンバーも替え、今後の激闘への準備も怠りません。第3セットも試合途中から入った石井のスパイク、鍋谷のサーブなどが冴え、順調に得点を重ねます。

↓最後は迫田のサーブから長いラリーの末に、大エース木村が決めてまずは初戦快勝!

最初から最後までサオリンの笑顔大爆発!

キャプテンとしても選手としても、ひとまわり大きくなった!


↓インタビューもずいぶん上手になったぞ!これでもずいぶん上手になったんだぞ!



サオリン:「本当にたくさんの応援ありがとうございます」
サオリン:「明日も苦しい…」(←何となく言っちゃった)
サオリン:「ん?」(←今日全然苦しくなかったし、別に苦しむ前提で考える必要ないなという気付き)
サオリン:「明日もしっかり頑張りたいと思います」
サオリン:「応援よろしくお願いします!」

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つづく15日のカザフスタン戦。アジア1位を争うライバルの一角は、日本をはるかに上回る大型選手ぞろい。しかし、この日も日本のブロックがよく当たります。ロンドン五輪当時などは、打たれることは前提で何球拾うかという状況であったものが、今はブロックで止める、ブロックに当ててつなぐというブロックを前提とした守備ができている。拾うチームではなく、つなぐチームへ、日本の守りのバレーも進化しています。

そんな中、ペルー戦で唯一の不安と言えたのがセッターの宮下ちゃん。全体的にトスが短く、スパイカーが詰まって打ち切れないような場面が目立ちました。「低く速く」という日本好みのバレーもあるとは言え、オーソドックスな攻撃ならやはりドーンと高く上げましてドーンと強く打ちまして、というのが基本線。セッターのトスアップがどれだけ気持ちよく味方に打たせることができるかは、勝負所のオープンなバレーで勝ち切るための重要なポイントでもあります。

それが、この試合では一段の改善を見せ、初戦ではもうひとつノリ切れなかった古賀紗理那あたりが気持ちよくズドンと打てている。初戦では途中で落下するようなヘニャッとしたトスもあったバックトスも、アンテナいっぱいへとグンと伸ばしていくような大きさに。宮下ちゃん本人も、第2セット途中にダイレクトスパイクを決めるなど、気持ちの強さを押し出してきました。うむ、これでこそ弱そうな相手から序盤に並べた甲斐があるというもの。日本は全体的にのぼり調子です!

↓第2セット14-10の場面から宮下ちゃんのダイレクトスパイクが決まった!サーブで崩すバレーの真骨頂!


いい映像いただきました!

宮下ちゃん名場面としてリオまで使えるいいスパイク!

日本は第1セットを25-14で取ると、第セットも25-15と余裕の連取。第3セットも大きくリードすると、「登録選手全員出場」を達成したうえで、さらに宮下ちゃんに替わって田代佳奈美のセッター試運転も実施するなど、盤石の試合運び。こういう戦いで2試合を抜けたいという、理想的な展開で連勝を決めました。アジアのライバルの一角を圧倒したことで予選的にも好結果。心配が完全に消え、自信が確信に変わる、そんな一戦だったのではないでしょうか。日曜日を待たずにリオ行きが決まってしまいそうなことだけが心配ですね。

↓そしてイイ活躍をした古賀ちゃんは勝利チームインタビューに呼ばれると、サオリンとワチャワチャ!

サオリン:(私のインタビューは終わったから帰ろう…)

サリナン:(行かないで…ひとりにしないで…)

サオリン:「ホントに?ホントに?」

サリナン:「ほんとにほんとにほんと」

サリナン:「昨日はあんまり決まらなかったので」

サリナン:「しっかり切り替えて頑張ろうと思って入りました」

サリナン:「(今日のプレーはいかがでしたか?の質問に)もうちょっと頑張ります!」

サリナン:「(両親の応援はチカラになりましたか?の質問にオウム返しで)チカラになりました!」

サオリン:「(明日以降の意気込みをお願いしますとマイクを渡されて)えっ、どういうこと!?」

サオリン:「たくさんの応援ありがとうございました!」

サオリン:「あさっての韓国戦が…」

サオリン:「んっとー」(←決めゼリフ)

サオリン:「大事になってくると思うので」

サオリン:「韓国にしっかり勝てるように、明日いい準備をして」

サオリン:「あさってに向かいたいと思いますので」

サオリン:「応援よろしくお願いします!」

サリナン:「んっとー」(←決めゼリフ継承)

サリナン:「明日…じゃない、あさって!」

サリナン:「からの試合も負けられない試合がつづくので」

サリナン:「えっとー…」

サリナン:「えっとー…」

サリナン:「頑張ります!!」


天然部分も含めての完全なる後継者感wwwwww

でも心配するな、サオリンが19歳のときはもっとヒド…幼かったから!

サリナンはアレよりは全然マ…しっかりしてると思うよ!

↓我が国の天然総大将は知り合いに向かってジェスチャーによる会話で「プニップニです」というメッセージ送信!


二の腕タプタプ、ほっぺプニュプニュ、お腹ポッコリ!

自由なまんま大きくなったな、ウチのキャプテンは!

これが実は「最近太ったでしょ?」「ほっぺもふくらんだし」「実はね、デキちゃったの!」っていうメッセージでも、サオリンなら驚かない!

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雰囲気最高で勝負の韓国戦へ!勝てばリオ行きは確実の一戦、頑張ろう!