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大日本印刷(以下:DNP)、図書館流通センター(以下:TRC)、日本ユニシス、ボイジャー(以下:ボイジャー)は共同で、視覚障がい者が電子図書館を利用する際に、音声読み上げとキーボード操作で読みたい本を探し、借り、読む(聞く)ことを独力でできるサイト・ビューワ(閲覧用ウェブブラウザ)を搭載した電子図書館システムを開発したと発表した。

DNP、TRC、日本ユニシス、ボイジャーは、2014年より立命館大学の研究プロジェクト「電子書籍普及に伴う読書アクセシビリティの総合的研究」(IRIS)と共に視覚障がい者向けのシステム開発を進めてきた。その活動のひとつとして、今回、社会福祉法人三田市社会福祉協議会(兵庫県三田市)および「公共図書館で働く視覚障害職員の会」の協力を得て、視覚障がい者が独力で読みたい本を探し、借り、読む(聞く)読書環境を実現するための要件と課題を抽出し、従来の「電子図書館サービス TRC-DL」の機能を拡張し、その要件と課題に対応した電子図書館システムを開発した。

DNPは電子図書館システム全体の企画・運営を、TRCは電子書籍の書誌データベース(TRC MARC)の制作・コンテンツの企画・システム販売を、日本ユニシスはシステム開発・保守を、ボイジャーはビューワの企画・開発をそれぞれ行っているという。

画面読み上げソフトに適応した電子図書館システムは、パソコン版の電子図書館システムで、視覚障がい者に多く利用されている画面読み上げソフト「スクリーンリーダー」が利用できる検索画面(テキストサイト)を新たに開発。タイトルと著者名の表示と読み上げ、自動音声での読み上げによる1.再生、2.停止、3.ページ送り、4.ページ戻しの機能、上記1.〜4.の4機能のショートカットキーの設定機能を追加。

今後4社は、電子図書館サービスを利用する生活者や図書館からの要望を取り入れ、機能を拡充しながら、3年間で200図書館以上への導入を行い、30億円の売上を目指す。

(丸山篤)