15日、ソウル市が子どもたちの安全を守るために小学校付近を中心に一種の「スクールゾーン」設置を進めているが、この方策がむしろ子どもたちを危険にさらしている。写真はソウル。

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2016年5月15日、韓国・JTBCテレビはこのほど、ソウル市が子どもたちの安全を守るために小学校付近を中心に一種の「スクールゾーン」設置を進めているが、この方策がむしろ子どもたちを危険にさらしていると報じた。

ソウル市は13年から「子どもたちが心置きなく通れる区域」を意味する「アマゾン」の設置を進めている。「アマゾン」とは、「アイ(子ども)」「マウム(心)」に「区域=ゾーン」を付け短縮した造語。現在市内に15カ所ある「アマゾン」は、防犯カメラが設置されているほか、登下校の時間帯には車両通行が禁止される。また、子どもたちの通行の便を図るため歩道と車道間にあったブロックやガードレールは撤去されている。

しかし「アマゾン」が設置されてむしろ子どもたちの通行が危険になったとの声が少なくない。ある小学校のガードマンは「ガードレールがないので、子どもたちの『歩道を歩かねばならない』という意識が薄くなった」と危惧する。また、表示の不足や周知の不徹底により、通行禁止時間帯にゾーンに進入する車が絶えない。さらに、歩道を仕切るブロックなどの障害がないため、路上駐車に活用されてしまっている「アマゾン」さえある。

市は「アマゾン」の設置にこれまで31億6000万ウォン(約2億9000万円)を投じたが、子どもたちが心置きなく登下校するには程遠い状況が続いている。

これについて、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「周知してくれないと、誰も知らないままだよ」
「案内板だけ作ればすべてが解決すると考える、間抜けな公務員の限界だ」
「設置から3年らしいが、今日初めて知った」
「説明しないと分からない、英語みたいな言葉を使うのはなぜ?」

「こういう非現実的な発想は誰の頭から出たのかな?建物が密集した町で車の通行を毎日禁止するなんて」
「アマゾンはそもそも危険な所だからね」
「こういう意味不明の造語を聞くと、ハングルが恥ずかしくなるよ」

「通行禁止の時間になったら自動で地下から上がってくるような柵を作ればいいんじゃないかな」
「『アマゾン』という名前からして情けない」
「弓矢でも持って行った方が良さそう」(翻訳・編集/吉金)