15日、東京ドームで行われたプロ野球公式戦、巨人対ヤクルトの一戦は3ー2で巨人が勝利。巨人は初回に奪った3点を高木、マシソン、澤村の継投で逃げ切った。

すると、TBS「S1」では「辛口ノムさんボヤき解説 最強3番は坂本 or 山田」として、野球解説者・野村克也氏が同一戦より、3番打者として両チームをけん引する坂本勇人山田哲人のプレーを評価した。

初回、坂本がフェンス直撃の一打を放つも、セカンドランナーの長野は判断を誤り、ホームインできず。得点には繋がらなかった。すると野村氏は「何やってんの、これ。罰金だよ。坂本の給料下げちゃったね」と最初のボヤきは長野に向けられたが、この回、巨人は3点を先制した。

3回表、山田の第2打席で巨人・高木が初球からフォークボールを投げると、野村氏は「1球目フォークから入るのは良いバッターと認めている証拠。7番、8番バッターに1球目からフォークいかないでしょ」と説明。この打席の山田は高木の内角ストレートを見逃し三振。ここで野村氏は「フォークをマークしてくるだろうと読んでインコース真っ直ぐ行ったならキャッチャーのファインプレー」と巨人・小林のリードを褒めた。

続く3回裏、坂本がライト前ヒットを放つも、今度は「(スイング時に右の)肩が落ちすぎる。肩を真っ直ぐ回して振ればホームランもっと出るのに」とボヤいた野村氏は、4番ギャレットの打席で坂本が盗塁に失敗すると「本当は走らないよ。いいスタート以外は行っちゃいけない盗塁」と再びチクリ。

一方の山田も6回に三塁打を放つも「軸足にタメを作りたくて足を上げる。タメを作ろうとするところまではいいんだけど、踏み出すときに体重が(左足に)かかりすぎる。上げるならスッと。ドンと(踏み出した左足に)体重乗せすぎ」と坂本同様、バッティングフォームにダメ出しだ。

試合後、野村氏が「最強の3番」に選んだのは坂本の方。「こっち(山田)は1番だよ。文句なく。俺が監督なら3番坂本」と話し、山田の適正は1番とした。