スピルバーグ最新作をお披露目、カンヌ国際映画祭でワールドプレミア。

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スティーブン・スピルバーグ監督にとって久々のファンタジー映画「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」のワールドプレミアが5月14日(現地時間)、カンヌ映画祭で行われた。

本作はSFファンタジーの金字塔「E.T.」で少年と異星人とのハートフルな交流を描いたスピルバーグ監督が、「チャーリーとチョコレート工場」の原作者と共に新たに贈る、少女と“やさしい巨人(BFG)”の心温まる友情と奇想天外なファンタジー・アドベンチャー。

大勢のマスコミに囲まれ熱気立つワールドプレミアには、厳選された400人のカメラマンと50台以上のTVカメラが連なり、取材陣もまた伝統あるドレスコードに身を包んでカンヌの大舞台に華を添え、今作のキャスト陣を待ち受けた。

プレミアにはスティーブン・スピルバーグ監督のほか、今年の第88回アカデミー賞で同じくスピルバーグ作品「ブリッジ・オブ・スパイ」(2016年)にて助演男優賞の受賞が記憶に新しいイギリスの名俳優マーク・ライランス(BFG役)、オーディションで巨匠スピルバーグ監督の目にとまり女優歴わずか2年あまりでスクリーンの主役へと駆け上がった“奇跡の新人”女優のルビー・バーンヒル(ソフィー役)をはじめとする出演キャストたちが駆けつけ、カンヌのメイン会場となるPalais des Festivalsの赤い大階段を前に、今作のお披露目を盛大に祝った。

また今回、ワールドプレミアにあわせてマスコミ記者会見も開催。キャストやスタッフ陣が熱い思いを語ると共に、まだ見ぬ期待の今作の全貌が初めて明らかとなった。

スピルバーグ監督は近年シリアスな作品を撮り続けている中でファンタジー作品を選んだことについて「想像の中の世界をストーリーとして語るということをしてみたかったんだ。歴史的な映画を作るとき、歴史の事実を正しく伝えるためにこのような想像力は横におかなければならない。しかし、今回の作品はそういう規制がなく、自由な形で展開できた。若いフィルム・メーカーに戻ったような気持ちになったね」と、34年前にメガホンを取った「E.T.」を思い起こすフレッシュな気持ちで挑んだ作品であると述べた。

また、今作のような素晴らしい作品を撮り続けることについて「僕はいつも良いストーリーを追い求めているんだよ。ときには子供達の顔を見てピンとくることもある。僕はまさにこの『BFG』の原作を子供達のために読んであげていたんだ。そのときに子供達の反応でよくわかるんだよ。この物語は子供達の心をしっかりと掴む美しい物語だから、原作の世界をもっと広げられると思ったんだよ」と、名作を生み出す秘訣は意外にもありふれた日常の一コマにあると語った。

映画「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」は9月17日に日本公開。

☆スティーブン・スピルバーグ監督コメント

(久しぶりにファンタジー映画を撮ることについて)想像の中の世界をストーリーとして語るということをしてみたかったんだ。歴史的な映画を作るとき、歴史の事実を正しく伝えるためにこのような想像力は横におかなければならない。しかし、今回の作品はそういう規制がなく、自由な形で展開できた。若いフィルム・メーカーに戻ったような気持ちになったね。

原作が素晴らしいだけでなく、その原作を友人でもあるメリッサが素晴らしい脚本として書き上げてくれた。自分の夢が実現するなって思ったんだ。素晴らしい形での再会になったね。僕はいつも良いストーリーを追い求めているんだよ。ときには子供達の顔を見てピンとくることもある。僕は7人の子供を育てた父親だけど、僕はまさにこの『BFG』の原作を子供達のために読んであげていたんだ。そのときに子供達の反応がよくわかるんだよ。この物語は子供達の心をしっかりと掴む美しい物語だから原作の世界をもっと広げられるなって思ったんだ。

☆ルビー・バーンヒル(ソフィー役)コメント

今回の映画は初めての大作です。子供のTVショー番組にでたことはありましたが、今回は本当に夢のような経験をしました。今、こうしてカンヌ国際映画祭に来ているなんて、すごい経験だと思います。やったー!って感じ。