ロッキング・オンと投稿文化

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ロッキング・オンという出版社があります。音楽雑誌の「ロッキング・オン」や「ロッキング・オン・ジャパン」の出版で知られています。最近では「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」や「カウントダウン・ジャパン」を開催するなど、興行会社としての性格も強くなっています。

投稿雑誌から始まった

ロッキング・オン社は、社長である渋谷陽一が一代で始めた会社です。「ロッキング・オン」ももともと仲間とはじめた同人誌でした。そのため「ロッキング・オン」は投稿という文化を大切にしています。「ロッキング・オン」に掲載される原稿はすべて投稿原稿という前提があります。それは、スポンサーからお金をもらって記事を作るようなタイアップではないため、純粋で客観的な批評が成立しているという概念がそこにはあります。さらに素人の投稿者に対しても掲載分に関しては規定の原稿料を払うといったことも行われていました。

あのライターの無名時代

「ロッキング・オン・ジャパン」の投稿コーナーとしては「ジャンレビュー」が有名でしょう。音楽ネタだけではなくとも、自分の身辺雑記のようなエッセイや、お笑い評論なども取り扱っていました。90年代の「ロッキング・オン・ジャパン」のバックナンバーをながめると、現在活躍するライターたちの名前を見ることができます。彼ら、彼女らも、音楽というサブカルチャーを愛好する無名の人、名も無き人であったことがわかります。

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