中国メディアの光明網は12日、日本の建築業者が一棟の老人ホームを建設する際における各工程の写真を掲載した。質の良い建物に仕上げるため、日本の建築業者が非常に丁寧に各工程に取り組む様子が紹介されているが、記事はこの日本企業のまったく手抜きのない作業ぶりについて「中国の業者に恥ずかしさを感じさせる」ほどと指摘している。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国メディアの光明網は12日、日本の建築業者が一棟の老人ホームを建設する際における各工程の写真を掲載した。質の良い建物に仕上げるため、日本の建築業者が非常に丁寧に各工程に取り組む様子が紹介されているが、記事はこの日本企業のまったく手抜きのない作業ぶりについて「中国の業者に恥ずかしさを感じさせる」ほどと指摘している。

 老人ホームなどの建設工事に含まれる工程を大まかに列挙すれば、まず穴を掘って地盤作りをし、そこに土台を据え、その上に建物の柱を据え、さらに屋根部を設置、その後に床部を含めて内部工事に取り掛かるという流れになるだろう。

 強度の角度から言えば、各工程においてふさわしい強度を確保しなければ、決して次の工程にかかることはできない。弱い土台に強固な柱を立てても何の意味もないことは誰の目にも明らかだ。

 こうした原則そのものは、どの国の建築工事においても変わらないが、ふさわしい強度を確保するために「どの程度の力を注ぎ込むか」は国によって違いが出てもおかしくはない。記事はこの点について、日本の業者が1つ1つの工程においてまったく手抜きのない仕事で強度を確保していることに注目している。

 例えば、日本の業者が地中梁の主筋をバーナーで溶接した後、その溶接点の直径が規準を満たしているかを計測している様子を紹介。さらに日本住宅保証検査機構が基礎配筋の検査を実施する様子も紹介している。さらに建物の柱にはすべて防錆塗料が塗られており、柱の根元には防錆塗料の上に防水塗料が塗られていると記事は説明。

 またボルトで固定した部分には白の塗料で締め付け位置をマーク、ボルトの緩みを確認できるようにしているとも紹介している。また強度確保とは異なるが、屋根瓦葺き下地として「良質」のアスファルトルーフィングを丁寧に敷いている様子も紹介した。

 記事は他にもこのような細かな点について説明しており、日本企業が建物の強度を確保するために全く手抜きのない工事を実施している様子を紹介している。中国では手抜き工事による強度不足の建物が問題になるケースが増えているが、同記事は中国の建設業者に極めて大きな啓発を与えるに違いない内容となっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)