<ザ・プレーヤーズ選手権 3日目◇14日◇TPCソーグラス(7,215ヤード・パー72)>
 2日目は「もどかしい」ラウンドだったが、ムービングデーは魅せた。“第5のメジャー”「ザ・プレーヤーズ選手権」の3日目、36位タイから出た松山英樹は7バーディ・2ボギーの“67”をマーク。3連続バーディを2回奪取するなど猛チャージをみせ、一躍2位タイに浮上。首位のジェイソン・デイ(オーストラリア)とは4打差ながら、今季2勝目を視界に捉えた。
松山、この日はエースパターに戻して戦った
 硬く、速くなったグリーンに加え難しいピンポジション。多くの選手が苦戦する中、「ここまで速くなるとは思っていなかったで、ちょっと戸惑いました。あまり良いストロークではないですけど、入ってくれたのがすごく大きかったですね」とバーディを量産した松山。パッティングのスコアに対する貢献度、“ストロークゲインド パッティング”は2.361。この試合の平均の-0.009を大きく上回っており、グリーン上で強さを発揮した。
 ここまでの2日間はセンターシャフトのマレット型パターを使っていたが、この日はエースパターのピン型のスコティ・キャメロンに戻した。「色んな試合もあれで勝っている。ミスも多くしているけど、だからこそ自分のうまく打てなかったときの傾向とか、ミスの仕方も、今までにないとかそれが分かるパター。昨日までのパターで結果が良いからとそのまま続けていればモヤモヤしてきそう。それを早めに止めたかった」と変更の理由を話した。なお、明日は「センターシャフトを使うかもしれないし、その時のフィーリングで決める」という。元には戻したが、昨日までのパター変更はいい気分転換になった様子。この日の結果も、この大舞台でパターを変更した“勇気”に対するご褒美なのかもしれない。
 会見では熊本地震に対する質問がされ、「ちょうど一ヶ月前に熊本で地震があったので、そういうことも含めて、ほんとにあした優勝できたら嬉しいですし、すごく良いニュースになると思う」と話した松山。先週から『熊本 九州 We are with you』、『Action for 日本』という2つのメッセージを記した缶バッジをキャップにつけラウンド。「先週、何人かの選手につけてもらってすごくうれしかった。僕は日本のプレーヤーだし、こういうことを続けて行きたいと思っている」とこれからも被災地に思いをはせ、戦っていくという。
 明日は世界ランクNo.1のデイと最終組で直接対決。「まあ、楽しみですね」ともちろん相手が誰であろうと一切の気後れはない。「そう簡単には行かないと思いますが、みんなが良いプレーをして、その結果自分が勝てれば良いと思う」、どの試合だろうと誰が相手だろうと、松山が狙うのは優勝の2文字しかない。
【3日目の結果】
1位:ジェイソン・デイ(-14)
2位T:松山英樹(-10)
2位T:ケン・デューク(-10)
2位T:アレックス・チェイカ(-10)
5位:フランチェスコ・モリナリ(-9)
6位T:ケビン・チャペル(-8)
6位T:レティーフ・グーセン(-8)
9位T:ヨナス・ブリクスト(-7)
9位T:キャメロン・トリンガル(-7)
9位T:コルト・ノスト(-7)
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