2008年5月12日に四川大地震が発生して以降、中国では毎年5月12日を防災減災日と定めている。中国メディアの新華網はこのほど、「地震が頻発する日本は完全な防災防震システムを作り出した」と称賛、日本のシステムから啓発を得られるとして、そのいくつかの内容を説明している。(イメージ写真提供:123RF)

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 2008年5月12日に四川大地震が発生して以降、中国では毎年5月12日を防災減災日と定めている。中国メディアの新華網はこのほど、「地震が頻発する日本は完全な防災防震システムを作り出した」と称賛、日本のシステムから啓発を得られるとして、そのいくつかの内容を説明している。

 記事はまず東京都が15年に発行した「東京防災」を紹介。「人々は突発的に生じるあらゆる災害に対応する方法を、このハンドブックからすべて知ることができる」と内容が非常に充実している点を称賛。さらに「このハンドブックは政府にありがちな固い説教調を完全に排除しており、むしろより親しみを感じる論調で重要な情報を伝達している」と絶賛した。

 この絶賛の理由は「読みやすく、覚えやすい」からだと記事は説明、結果として「自分や他人を助ける能力を向上させることができる」と指摘。記事が啓発を得たと感じているのは、東京都が都民の緊急時における行動力を高めるという目標に焦点を当て、その実現のために非常に実際的で巧みな方法を行使した点だ。お役所仕事とは異なる質を有する防災ハンドブックの出来に記事は啓発を得たようだ。

 記事はさらに日本人は幼いころから防災教育を受けているため、「地震を恐れるのではなく地震といかに共存するか」を考えると指摘。また建築基準法が厳しく施行されているため、基本的には「建築メーカーに隙を与えない」監督がなされていると紹介。さらに建築物に用いられている耐震技術はすべて「ハイレベル」であり、またあるセメントメーカーも従来比1.5倍の強度のコンクリートを開発したと紹介している。

 「地震が頻発する日本は一式の完全な防災防震システムを作り出した」と記事が称賛したのは、まさに災害に対する人びとの意識や能力を向上させることから建築物に優れた耐震性を持たせることまで、ありとあらゆる方面に非常に有効な対策が施されていることを感じたからだろう。中国も巨大な地震がたびたび起きる国である以上、日本と同等の対策を講じる必要があるはずで、日本のやり方をぜひ学んでもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)