中国メディアの国捜国際はこのほど、オバマ大統領が伊勢志摩サミット後に広島を訪問する予定であることについて、「絶対に日本の免罪符にしてはならない」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの国捜国際はこのほど、オバマ大統領が伊勢志摩サミット後に広島を訪問する予定であることについて、「絶対に日本の免罪符にしてはならない」とする記事を掲載した。

 記事は、第2次世界大戦時に広島と長崎に原子爆弾が投下されたことについて、日本では「戦争の被害者は日本であるという見方を作り上げようとしている」と主張。世界は日本について「明らかに侵略者と見なすべき」としながらも、原子爆弾が投下された出来事を利用して日本は「自分たちが被害者であるかのように見せかけて」おり、日本はオバマ大統領の広島訪問を同じように利用するだろうと警戒感を示した。

 さらに、「日本は中国を含むアジア国家に謝罪することを望まないのに、米国の謝罪を勝ち取るために黙々と前進している」と主張。こうした日本人の論理は「とても奇妙だ」とし、公正の感覚に欠けるという見方を示した。

 また記事は、オバマ大統領が広島訪問時に原爆投下を「謝罪」するだろうかと疑問を投げかけつつも、米国政府はそれを否定していると説明、しかしオバマ大統領が広島を訪問するという行為自体が一種の謝罪であるという見方も存在すると指摘した。今回予定されているオバマ大統領の広島訪問が日本にとっての「免罪符」とならないように願うと記事は結んでいる。

 中韓両国にしてみれば、侵略者として自分たちを傷つけた日本が戦争の被害者として世界から認識されることに大きな違和感を覚えるだけでなく、憤りを感じて当然という主張だ。複数の国で正しい歴史認識を持つことが難しい理由もここにあるが、広島訪問を通してオバマ大統領が世界に向けて発しようとする良心の声が歴史問題によってかき消されてしまわないことを多くの人々が心から願っている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)