11日、甲子園球場で行われたプロ野球・巨人対阪神の3回表、コリジョンルールにより判定が覆る事態が起こった。

巨人・脇谷のヒットで小林が本塁に突入するも、阪神・大和が見事なバックホーム。キャッチャー・原口はホームベース上に構えていたものの、ブロックはせずホームベースを空けた状態でランナーにタッチ。それでもアウトと宣告された判定は覆った。

すると、14日放送、テレビ東京「追跡 LIVE! SPORTS ウォッチャー」では、野球解説者・中畑清氏がこの判定に怒りをあらわにした。

「ちょっとこれ怒っていい?」と切り出した中畑氏は「コリジョンルールっていうのは走塁を妨害したり、危険なブロックをしてやってるんだったら分かるんだけど、全く基本通り。原口のプレーはキャッチャーとして最低限。このプレーでルール違反だっていわれたら、後どんなプレーすればいいのって」とまくし立てた。

さらに「それでアウトがセーフに覆る野球。こんな野球見せてどうすんのよ」と苦言を呈した中畑氏は「野球界どんどんファン離れしちゃうよ。日本のオリジナルのルールをしっかり作って新しい野球を見せて下さいよ」と声を荒げた他、その後も「ホーム上のクロスプレーが最高のプレーなんだから。(VTRを)見てよ、(原口は)どこが邪魔してんの?大股開いてんじゃないの」と興奮した様子で訴え続けた。