12日、鳳凰網は記事「武漢宏興クラブ、複数の替え玉選手を起用=先発8人交代で隠蔽狙う」を掲載した。写真は出場選手と登録選手の顔写真の対比。出場選手の約半数が替え玉だった。

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2016年5月12日、鳳凰網は記事「武漢宏興クラブ、複数の替え玉選手を起用=先発8人交代で隠蔽狙う」を掲載した。

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11日、サッカー・中国FAカップの第3回戦、武漢宏興クラブ対江蘇蘇寧クラブの一戦が行われた。中国FAカップはいわば中国版天皇杯。プロクラブだけではなくアマチュアクラブも交えてのトーナメントだ。

江蘇蘇寧クラブは今冬、アレックス・テシェーラ、ラミレス、ジョーなど大物外国人選手を“爆買い”した金満プロクラブ。ただしFAカップの規定により上述3選手は出場していない。対する武漢宏興クラブは“最強アマチュアクラブ”。2012年以降は毎年、中国FAカップに出場し、2014年にはプロクラブを倒しベスト16に進出。2015年にはプロクラブと90分で引き分けPK戦で破れるという健闘を見せている。

11日の試合でも武漢宏興クラブは実力を発揮した。強豪プロクラブ相手に必死の抵抗を続け、ロスタイムの97分にゴールを喫して敗北している。ここまでならばアマチュアの健闘といういい話で終わるが、事件は試合後に起きた。ロスタイムのゴールという劇的な幕切れに激高した武漢宏興クラブの選手、スタッフが江蘇蘇寧クラブの選手たちに襲いかかったのだ。殴る、蹴る、跳び蹴りの暴力シーンのオンパレードがネット動画サイトで公開され話題を呼んでいる。

さらに試合翌日になってとんでもない事実が発覚した。武漢宏興クラブは多くの替え玉選手を出場させていたことが発覚したのだ。その中には代表招集歴のある選手まで含まれている。アマチュア選手のことなど誰も知らないので替え玉選手を使ってもばれないだろうという大胆な反則だ。同クラブは2回戦から先発を8人交代しており、替え玉選手の起用をごまかす意図があったことは明らか。1回戦、2回戦でも替え玉選手を起用していた可能性が高いとみられている。(翻訳・編集/増田聡太郎)