ベッキー『金スマ』に見る、不倫末期のビミョーな女心
「ベッキーの気持ちが痛いほどわかります」「私も独身時代に家庭のある方を好きになってしまいました」…。5月13日のベッキーのブログに寄せられた5000件以上のコメント(14日昼時点)には、やたら熱く心情を語るものが多く見られました。

 5月13日、『金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で、涙ながらに不倫の顛末を語って謝罪したベッキー。賛否両論ありつつも、とりあえず世間はベッキーの心情をくんだようでした。

『はじめての不倫学』著者の坂爪真吾さんによると、独身女性で彼氏がいる人の約半分は、その彼氏に妻がいる、つまり不倫だという統計(※)があるそうです。
 そんな”ありふれた話”なのに、建前として叩かれていた”ベッキー祭り”も、そろそろ飽きられて収束を迎える…かもしれません。

◆男の嘘に気づいたとき、奥さんに妙な共感が

 女子SPA!では、「金スマ」を見た女性たちに、感想をヒアリングしてみました。すると、不倫経験のある女性たちから、ビミョーな女心について声が寄せられたのでした。

 その女心とは、「不倫末期に芽生える、奥さんへの不思議な共感」だというのです。

 ベッキーが「奥さんを傷つけてしまった」と痛感したのは、週刊文春で川谷妻のインタビューを読んで、川谷が言っていたことが事実と違うと知った時だといいます。

 この点について、不倫経験者から「わかるわかる」という声が――。

「不倫の初期って舞い上がってますから、彼は“いい者”で奥さんは“悪者”なんです。奥さんは彼を大事にしないくせに、私たちの愛をジャマする人、みたいな。

 ところが、だんだん男の煮え切らない態度や、ごまかしに気づいてくると…あれ?もしかして悪者は、この男のほうなんじゃないの?という気になってくる。

 私も奥さんも、この人に振り回されてるんじゃないの?って」(32歳・女性)

「私が家庭ある人と付き合っていたとき、彼の不注意で奥さんにバレちゃったんですね。

 奥さんは何ヶ月も我慢したすえに、0歳と2歳の子供を抱えているのに真顔で『離婚してください』と言ったらしいんです。

 とたんに、彼は『嫁がキレた…』ってオロオロし始めたんです。私がそのときハッと感じてしまったのは、『奥さんのほうが、人としてカッコいいじゃん』と。

 子供を抱えて収入もないのに『離婚しよう』と腹を括った奥さんと、ごまかし続けようとする彼。私と彼が旅行しているときに、家でひとり子育てに奮闘していた奥さん。

 そのとき、初めて奥さんに謝りたいと思いました」(36歳・女性)

 特に、離婚を決めた奥さんと、不倫で傷ついた愛人の間には、「同じ男のせいでひどい目に遭ったわよね〜」という妙な連帯意識が生まれることさえあるそうです。

「男性(川谷)とは縁を切った」というベッキーが、本気で彼に失望したのかはわかりません。ですが、川谷抜きで「1対1で奥さんに謝る」ことにこだわって、それを実現したベッキーには、上記のような不倫末期の心情があったのかも…。

 辛口恋愛アドバイザーのDJあおいさんは、ベッキーが復帰したいなら「もう彼と会ってはダメです」「まずは自分のしたことを認めること」(2月時点)と言っていましたが、その第一関門はクリアされたようです。

※)『カラダと気持ち――シングル版』(日本性科学会・セクシュアリティ研究所編著、三五館)。関東在住の40~70代の独身男女1838人に調査。独身女性の38%にパートナーがいて、その53%が「交際相手に配偶者がいる」と回答。

<TEXT/女子SPA!編集部>