台湾は日本から比較的距離が近いうえ、種々の理由から日本や日本文化に親しみを持つ市民も多いため、毎年台湾から多くの観光客が日本にやって来る。なかには長期滞在を目的として訪日する人もいる。台湾メディア・東森新聞雲は10日、日本で生活するうえでの心構えについて論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 台湾は日本から比較的距離が近いうえ、種々の理由から日本や日本文化に親しみを持つ市民も多いため、毎年台湾から多くの観光客が日本にやって来る。なかには長期滞在を目的として訪日する人もいる。台湾メディア・東森新聞雲は10日、日本で生活するうえでの心構えについて論じる記事を掲載した。

 記事は、日本人は比較的法を守り、群れで行動し、秩序正しく、つつましやかで静かであると説明。一方で台湾人について「比較的法を守らず、個人的で自由、情熱的で賑やか」とし、日本で生活するのであれば「神経を細くしなければならない」と論じている。

 そして、注意すべき点として「日本人は礼儀があり、年配者を尊ぶにもかかわらず、電車などで席を譲る気風が、台湾よりも弱い」ことを指摘。「他人に面倒をかけることを恐れるからかもしれない」としたうえで、譲ろうとしても「大丈夫」と頑なに座らないケースがあるとし、席を譲る相手を十分に考える必要があると解説した。単に席を譲ればいい、という訳にはいかない点も「神経を細やかにしなければならない」所以と言えそうである。

 記事はさらに、プライバシーを重視する日本人は自分のことを話したがらない傾向にあり「自ら進んで話す場合以外は、根掘り葉掘り聞いてはいけない」としている。また、公共スペースにおいて「誰も分からないだろう」という考えから、中国語で日本をからかうような話をすべきではないとも指摘した。

 記事はこのほか、現地の風土や習慣について理解することの重要性についても言及している。その例として、日本で麺を食べる時に音を立てることを挙げた。当初は品がないと思っていたものの、後になってそれが「おいしい」ことを示すマナーであることに気づいたのだという。「郷に入れば郷に従うことは難しくとも、その習慣を聞き知ることはできる。交流は一種の楽しみなのである」と論じている。

 台湾人が日本で長期生活を行うためのアドバイスではあるが、「神経を細やかにする」という姿勢は、日本ならずとも異郷に赴いた際には持っておくべきものだろう。もちろん、日本人が台湾をはじめとする海外で滞在、生活するうえでも然りである。大切なのは、相手を知り、可能な限りそこに順応できるよう努めることなのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)