温める、それとも冷やすの?「疲れ目」を悪化させるNG習慣5つ

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厚生労働省が平成20年に行った調査によれば、コンピュータを用いた作業(VDT作業)による身体的な疲労を感じる部位、断トツ1位は“目の疲れ・痛み”です。

割合にして、なんと90.8%もの方が感じており、ほとんどの方が疲れ目の症状を感じているといっても過言ではない状況にあります。

目の疲れを放置していると、肩こりや全身の倦怠感などその他の不調を引き起こしかねませんので、早め早めの対策が肝要です。

そこで今回は、女性の医学事典『ウィメンズ・メディカ』や『WooRis』の過去記事を参考に、疲れ目にともなって現れる症状と対策・予防についてご紹介します。

 

■1:こんな症状が出ていたら、“疲れ目”の可能性が!

ひと口に、“疲れ目”といっても、どのような症状が出ていたら疲れ目の可能性があるのか、意外と正しく知らないこともあると思います。

医学健康書の『ウィメンズ・メディカ』を参考に、“疲れ目の症状”についてまとめました。

(1)遠くや近くのピントが合わせにくい

(2)目が痛んだり、ショボショボしたりする

(3)目の表面が乾燥する(ドライアイ)

(4)首や肩、腕、腰の痛みやこり

(5)だるさ

(6)食欲不振

(7)うつ症状

などなど。疲れ目なので、目に症状が出るのはわかりますが、“だるさ”“食欲不振”“うつ症状”について、目の疲れが原因で引き起こされるとは意外に思いませんでしたか?

また、疲れ目と“首・肩などの痛みやこり”については、『WooRis』の過去記事「まずはセルフケア!女性の不調1位“肩こり”その原因・解消・予防のコツ」のなかで紹介しているとおり、同時に症状を引き起こしやすいと言われています。

疲れ目・肩こりは自律神経の乱れによって起きやすく、結果的にそれだけでなく、全身の不調をもたらす可能性があるということですね。

 

■2:疲れ目をますます悪化させるNG習慣5つ

次に、“疲れ目”を促進してしまう生活習慣についてみていきたいと思います。以下の様なことをやっていませんか?

(1)パソコン・TVの画面の位置が目線より高くなっている

普段お使いのパソコン、テレビ画面ですが、目線より高くなっていませんか? 上を向くほど目は大きく見開かれるため、疲れ目を加速させます。目線より下になるように調整しましょう。

(2)画面に電磁波防止のフィルターをつけていない

パソコン・テレビから電磁波が発生しています。静電気による障害を防ぐためにも、フィルターをつけるようにしましょう。あるいは、ブルーライトカットの眼鏡もオススメです。

(3)部屋が乾燥している

部屋が乾燥していると、目の乾燥を悪化させてしまいます。最低でも湿度を40%程度に、加湿器などで湿度を保つようにしてください。

(4)長時間、画面を見つめ続けている

パソコン仕事に熱中のあまり、長時間、画面を見続けてしまってはいませんか? ピントを合わせるための目の毛様体筋(もうようたいきん)が緊張し続けて疲労してしまいます。ときどき遠くを見たり、1時間に10分程度の休憩をとったりしましょう。

(5)姿勢が悪い

首はやや前傾にしましょう。椅子は、ひじがほぼ90度、両腕・太ももは水平になるように高さを調節すると、目の疲れの防止になります。

 

■3:“目薬”を選ぶ際の注意点2つ

疲れ目の症状をやわらげようと、目薬をさすこともありますよね?

目薬を選ぶ際に注意したいのが、防腐剤(ホウ酸、塩化ベンザルコニウム、クロロブタノールなど)の含まれていないものを選ぶという点。症状を感じるからといって、何度も目薬を点眼していると、防腐剤を目にさしているのと同じになってしまうとか!

できるだけ、1回ずつ使い捨てタイプのものを使うようにしたいですね。

また、「目薬正しく選べてる?“眼科医は絶対に買わない”目薬の特徴と選び方」のなかで紹介していますが、目の充血を目薬で押さえ込むのは、かえって目に良くないそうです。充血に効く血管収縮剤(テトラヒドロゾリン、ナファゾリンなど)入りも避けたほうが無難そうです。

上記2点をクリアした目薬を使うとなると、眼科医で処方してもらうようにするのが一番安心です。市販薬を買うにしても、成分表をしっかり確認して買うようにしてください。

 

■3:目は温めたほうがいいの? 冷やしたほうがいいの?

ちなみに、疲れ目の場合、目は温めたほうがいいのか、冷やしたほうがいいのか、悩みませんか?

ホットアイマスク、アイウォーマーといった製品が売られていますので、一般的には、温めたほうがいいと思っている方が少なくないでしょう。

『ウィメンズ・メディカ』によれば、目をつぶって、まぶたの上に、“温かいタオル”と“冷たいタオル”を交互に3分間ずつのせると良いそうです。

“温熱療法”は血行を促進させてあげることで知られていますが、実は、“アイシング”も血行の促進効果があることが確認されているとのこと。

両方繰り返すことで、よりその効果が高まるというわけですね。

 

以上、疲れ目にともなって現れる症状と対策・予防をご紹介しましたが、いかがでしたか?

「目が疲れた……」という症状は案外、軽く見られがちです。たかが疲れ目、されど疲れ目ですので、ちょっとでも目の疲れを感じたら、目をやさしく労わってあげてくださいね。

(ライター 大宮つる)

 

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【参考】

※ VDT作業に係る身体的な疲労や症状の有無別労働者割合(平成20年) - 厚生労働省

※ 井口登美子(2003)『ウィメンズ・メディカ 女性の〈からだと心〉安心医学』(小学館)

 

【画像】

※ Dirima / Shutterstock