iPhoneやスマホで使える通話は3種類ある! 知ってる? 3つの違いとメリット・デメリット

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一昔前のガラケー時代とは違い、いまはスマホ全盛期。
スマホの普及により、インターネットやメール(メッセンジャー)の利用も大きく変わってきている。

しかし、実は、それ以上に、通話が大きく変貌しているのを知っているだろうか。

●スマホ時代の通話には3種類ある
ひとくちにスマホで「通話」といっても、実はいくつかの種類が存在する。

・通常の通話(3G通話)
もっとも古くから利用されているもので、ごく一般的な「電話」に相当するものだ。
スマホやガラケーから電話する、電話を受けることで利用できる通話だ。

・VoLTE(ボルテ)
ここ数年で利用できるスマホが一気に増えたのが、「VoLTE」(ボルテ)だ。
これは、高速な通信ができる「LTE」に音声データを乗せることで、
・発信や着信時のレスポンスが向上する
・通話品質が大幅に向上する
・高画質テレビ電話など付加価値のある通話も可能(一部モデル)
といったメリットがある。

しかし、現状では同じキャリア内のみVoLTEとなり、違うキャリア向けでは通常の3G通話となってしまう。
「VoLTE対応スマホなのに音質がいまいち良くないな?」という場合は、相手が違うキャリアの可能性があるのだ。

・インターネット通話(VoIP)
LINEなどのメッセンジャーで通話するものがこれにあたる。
いわゆるインターネット通話(VoIP)というものだ。

音声データをインターネット経由でやりとりするもので、
・インターネットがつながれば海外でも原則として利用できる
・Wi-Fi経由でも通話できる
・同じアプリ同士は原則通話料無料のものが多い
・050番号を契約してIP電話として使えるアプリもある
という、通常の通話とは大きく違う特徴がある。

しかし、
・通信速度が通話品質に大きく影響する
・3G通話やVoLTEと比較すると通話品質は下がる傾向が強い
・そもそもインターネットが使えないと利用できない
という注意点もある。


実は上記3つの通話以外にも、いくつかの種類が存在する。
しかしフタを開けてみれば、
「3G通話」
「VoLTE」
「インターネット通話(VoIP)」
のどれかに該当する。

なんとなく使っていた「通話」機能だが、あらためて注目してみると、意外と面白い違いがあることがわかるだろう。


布施 繁樹