世界保健機関(WHO)は2016年5月12日、ブラジルで大流行しているジカ熱に関連し、妊娠している女性は、同年8月5日から夏季オリンピックが開かれるリオデジャネイロへの渡航を控えるよう勧告した。

また、五輪の参加選手や来場者にもジカウイルス感染の予防策を講じるよう、初めてガイドラインを発表して呼びかけた。

蚊が媒介して感染するジカ熱は、新生児の先天性異常である小頭症の原因になっていると専門家らは指摘している。このためWHOは、特に訪問者は人口が密集した貧困地区に行くのを避けるよう強調した。衛生環境が悪い貧困地区では、蚊が繁殖しやすく、蚊に刺されて感染するリスクが高まるからだ。

また、ジカウイルスは性交渉を通じて感染した例も報告されているため、訪問者は帰国後も少なくても4週間はコンドームを使用するよう求めた。さらに、訪問中は蚊に刺されないよう防虫スプレーを使うなど、安全策の徹底を要求した。