香港メディア・大公網に12日、香港人が日本の食べ物に対して大いに感銘を覚えたとする記事が掲載された。感銘を覚えたのは和食かと思いきや、なんと日本で食べた中国料理にも「こんなの初めてだ」と感激したとのこと。一体何に心を動かされたのか。(イメージ写真提供:123RF)

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 香港メディア・大公網に12日、香港人が日本の食べ物に対して大いに感銘を覚えたとする記事が掲載された。感銘を覚えたのは和食かと思いきや、なんと日本で食べた中国料理にも「こんなの初めてだ」と感激したとのこと。一体何に心を動かされたのか。

 記事は、香港における日本の飲食習慣に対するイメージについて「冷たいものは受け付けないし、大したものではない」と紹介したうえで、「しかし、日本に行ってみたら全く逆の感覚だった。大したものだったのだ」と伝えた。

 そして、日本にやって来て最初に京都でラーメンを食べた際「直ちに、『やはり本場に限る』と思った」と説明。香港で食べていた日本のラーメンは「誇張された大きな丼に、半分程度のぬるいスープと麺が入っているという、全くもって違うものだった」として、本場との「差」の大きさに対する衝撃を表現した。また、大阪でうなぎ定食を食べた際には「美食の前に情緒が不安定」になったのか、息子がさらに「うな丼」まで注文してしまい、店員をいささか不安がらせてしまったというエピソードも紹介している。

 さらに、長崎では夕食時にガイドの案内で中華街に連れて来られたことに言及。一行からは「香港はグルメ天国だぞ。どうしてわれわれに中国料理を食べさせるのだ」との文句が出る中、しぶしぶ中国料理店に入店、海鮮麺を食べながらビールを飲んだとした。しかしこの海鮮麺が、一行に衝撃を与えることになるのだ。

 記事は、「私はこれまでこんな海の香りに満ちた海鮮麺を食べたことがなかった。エビやカニ、イカ、ホタテが十分に入っていて、しかも強火でサッと調理することで得られる中国料理ならではの香りと味わいもある。しかもそれでたったの100香港ドルとは」とすっかり感服したことを紹介。最初は不満をこぼしていた一行も心から満足し、釣銭をチップとして渡すほどだったとしている。

 チップを渡した結果、オーナーや料理長以下店のスタッフ全員が入口に集まり、一行を見送り続けるというサービスを受けることになったようで、一行からは「おいおい、彼らまだ立ってるよ」という驚きの声も出たという。記事は最後に「日本人のやることの真面目さには、単に感服させられるだけでなく、驚かされる」と評した。

 和食を食べて日本の食文化の素晴らしさを感じ取る、というのはよく聞く話だが、食べ慣れているはずの郷土の料理で「日本のすごさ」を思い知らされた一行の衝撃は、さぞや大きかったに違いない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)