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It's F.O.S.S.に5月11日(米国時間)に掲載された記事「Italian Military to Save Millions by Switching to LibreOffice」が、イタリアの国防省が向こう数年間にわたってMicrosoft OfficeからLibreOfficeへの移行を進める結果、2900万ユーロ(約36億円)の経費を削減できると伝えた。今後、イタリアの国防省はすべてのオフィスでLibreOfficeへの移行を進めるとしている。

LibreOfficeへの移行やLibreOfficeのトレーニングを提供するのは非政府組織であるLibreItaliaアソシエーション。イタリア国防省とLibreItaliaアソシエーションは昨年協力してLibreOfficeへの移行を進めることで協定を結んでおり、今回の取り組みはこれに基づいたものとされている。2017年までに7万5000台のPCでLibreOfficeへ移行し、2020年までに2万5000台のPCでLibreOfficeへ移行する。合計で10万台のPCでLibreOfficeが動作することになり、欧州でもLibreOfficeを採用する最大規模の事例になると見るられている。

このプロジェクトは「LibreDifesaプロジェクト」と呼ばれている。すでにこれまで5,000台のPCでLibreOfficeへの移行を実施した経験があり特に深刻な問題は発生していないとしていることから、LibreDifesaプロジェクトも順調に進む可能性がある。イタリアでは先日、地方都市行政がWindowsからLinuxへの移行を発表するなど、OSSへの取り組み発表が続いている。

(後藤大地)