11日、中国でこのほど、生理食塩水にデンプンを溶かしたものを「血栓防止剤」として販売していたとして、いわゆる偽薬を製造・販売しているとみられる全国的な犯罪組織の摘発に着手した。資料写真。

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2016年5月11日、澎湃新聞網によると、中国でこのほど、生理食塩水にデンプンを溶かしたものを「血栓防止剤」として販売していたとして、いわゆる偽薬を製造・販売しているとみられる全国的な犯罪組織の摘発に着手した。

偽薬を製造・販売していたのは貴州省出身の男ら。偽薬を買った湖北省在住の男性によると、男性の父親は心臓手術の後、血栓防止の薬を毎日飲む必要が生じた。15年の初めごろ、男性は近所の薬局で病院で買うものと同じパッケージの薬を発見。1箱20元(約330円)ほど安かったため、購入して父親に飲ませた。

しかし、父親の症状は改善せず、購入した翌日に薬が湿気を吸って柔らかくなっているのに気付いた。男性が確認したところ、製造年月日や使用期限、流通経路などが不透明であることが判明。このため残っていた薬を市当局に送り、検査を依頼した。

警察の調べによると、男性が持ち込んだ薬は生理食塩水にデンプンを溶かしただけの偽薬であることが分かった。警察は首謀者とみられる貴州出身の男を中心に、全国的な偽薬の製造・販売組織があるとみて調べている。(翻訳・編集/大宮)