子どもも大人も大好きな「ポテト」。油でさくさくに揚げても、オーブンでほこほこに焼いてもイケる。
このポテトをなんとラーメンどんぶりが埋まるほどの大量に入れた「ポテトラーメン」が、群馬県渋川市で食べられるそうだ。聞くからにジャンクな組み合わせの「ポテトラーメン」とは? 現地群馬県渋川市で取材をしてきた。

麺が見えないほどのポテトとバターが!



ポテトラーメンを提供する創業30年のお店「はんぐり〜」は、渋川駅からバスで10分ほどで到着。

お客さんは、家族連れかお仕事中と思しき男性が大半だ。ランチにラーメンが食べたいとなったときの地元の定番のお店のようだ。
「旨いには訳がある はんぐりー」とは、潔い決め文句。堂々と書いているので、店舗に入る前から期待が膨らんでくる。


ラーメンは40種類ほどと個人店としては多い。
メニューには味噌味・塩味・しょうゆ味とあり、大半のラーメンにニンニク・ネギ・ショウガがついてくる。また、ポテトラーメンでなくても、トッピングでポテトをつけることも可能。


こちらが、ほくほくの「ポテトラーメン」(730円)である。
具材はチャーシューやメンマなどは入っておらず、麺を覆い隠すほど素揚げのポテトがのっている。
その数は13個ほど。ポテトの上には大きめにカットされたバターだ。スープは塩味である。

まずは素揚げポテトだけを食べる。ポテトは揚げたての熱々で、バターが溶け出した頃合いが一番ウマい。
次に塩味スープを一口。このときに、合わせて中太ちぢれ麺も食べる。そして、ついてきたネギとショウガ、にんにくをどぼん。ニンニクのぴりっとした辛さで味が引き締まり、ネギとしょうがで風味が変わった。


ポテトや麺も減ってきたころには、バターの形がなくなりスープに溶け込んでくる。残ったポテトも汁で柔らくなってきており、塩バター味に。バターポテト、塩味スープ、にんにくラーメン、バター味のラーメンと一杯のどんぶりで4度の違う味わいが楽しめた。

【はんぐり〜】
住所:群馬県渋川市行幸田70-1
営業時間:平日11:00〜14:30、17:30〜21:30(L.O.)
土日祝11:00〜15:00、17:30〜21:30(L.O.)

(松岡佑季)