「競争を勝ち抜いた選手は…」“若き侍”のさらなる成長に期待寄せる手倉森監督

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[5.11 MS&AD杯2016 U-23日本代表 3-0 ガーナ代表 ベアスタ]

 指揮官は若き侍たちの成長に目を細めた――。リオデジャネイロ五輪グループリーグ初戦で対戦するナイジェリアを想定して組まれたガーナ戦。前半11分にMF矢島慎也(岡山)の得点で先制したU-23日本代表は同15分に再び矢島がネットを揺らし、前半30分にはFW富樫敬真(横浜FM)が手倉森ジャパン初得点を挙げてリードを3点差に広げる。守備陣もガーナに得点を許さずに3-0の完封勝利を収めた。

 チャリティーマッチとして開催された一戦での勝利に、手倉森誠監督は「きっちり勝てて良かった。選手たちは日本サッカーの未来と希望、そして被災地・熊本の希望になろうという思いをしっかり汲んで、ピッチで表現してくれたと思う」と希望を与える勝利を収めた選手たちを称賛した。

 リオ五輪本大会に向けてオーバーエイジの起用法は関心事の一つとなる。指揮官はガーナ戦を受けて、「ケガ人が相次いでいる中列とSB、あとはもう少し前に収まりがほしいかなという気はしています。ただ、彼らは目いっぱいの状態ではなく、伸びしろが十分にある」と話し、選手たちの奮起を促そうとしている。

「彼らが本当にオーバーエイジがいらないと言えるぐらいのパフォーマンスを見せてくれれば、自分の決断も変わってくるのかなと思う。オーバーエイジを呼ぶ気があるのだと言い続けた先に彼らの成長が早まればいい」

 また、負傷者が続出するアクシデントに見舞われながらも、「それに代わり得る選手が出てきている」と選手層に厚みが増しきていることも実感。「活動を始めてから3年で、パイが広がってきていることに可能性をものすごく感じる」。しかし、本大会のメンバーはわずか18人に絞られる。「自分は厳しい選択をしなければいけないときが来る。でも、厳しい競争を勝ち抜いた選手たちは、メダルの可能性を持った選手になるだろうと期待してやり続けたい」とさらなる成長に期待を寄せた。

(取材・文 折戸岳彦)


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