流血しながらも主将を全う…熊本出身DF植田「僕が戦う姿勢を見せないと」

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「MS&ADカップ 2016 〜九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本〜」が11日に佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで行われ、U−23日本代表とガーナ代表が対戦した。試合はMF矢島慎也(ファジアーノ岡山)の2得点とFW富樫敬真(横浜F・マリノス)の得点でU−23日本代表が3−0の快勝を収めた。

 初めてキャプテンマークを巻き、完封勝利に大きく貢献したDF植田直通(鹿島アントラーズ)は、「ゼロに抑えられたのはDFとしてよかった」と自己評価しながらも「前半のあの勢いを後半にも続けていかないといけなかった」と後半の動きに課題が出たことを挙げた。

 この試合は4月に被災した地元・熊本のチャリティーマッチということで、気持ちがはいる試合だったが、「ハートは熱く、頭はクールに」をモットーに、冷静なプレーを披露。後半には相手選手と接触して左前頭部から出血したが、応急処置を受けて再びピッチに戻り、最後までピッチの上で戦い続けた。

 それでも試合後には思わず涙がこぼれ落ちる場面もあり、「みんなが熊本のために戦ってくれているなかで、熊本県民は僕だけしかいなかった。まずは僕が戦う姿勢を見せないといけないと思っていました」と故郷のために強い気持ちを見せたという。

 チームはリオデジャネイロ・オリンピックで同組のナイジェリアを想定して試合に臨んだが、この日のガーナはコンディション不良のために十分な成果を得られたとは言い難い。植田自身も「ナイジェリアはもっともっとレベルが高い」とアフリカ王者を警戒。「今日の試合だったらもっとできないといけない」と反省し、「次に活かせれば」と早くも次の試合を見据えた。