映画や報道は往々にして他国に対するイメージを形作るものだが、実際にその国を訪ねたときに初めて真相を知ったという経験をしたことのある人は少なくないだろう。中国メディアの今日頭条はこのほど、ある中国人が日本に移住して初めて知った「日本の生活の真相」について紹介している。(イメージ写真提供:(C)Konstantin Kalishko/123RF.COM)

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 映画や報道は往々にして他国に対するイメージを形作るものだが、実際にその国を訪ねたときに初めて真相を知ったという経験をしたことのある人は少なくないだろう。中国メディアの今日頭条はこのほど、ある中国人が日本に移住して初めて知った「日本の生活の真相」について紹介している。

 記事は最初に、中国人の多くは「日本には最先端の科学技術を備えた未来都市が存在する」というイメージを持っていると説明。しかし実際に東京の現代化された区域を行き来してみると「90年代」の雰囲気が漂っており、最先端科学という表現は適切ではないと主張する一方、モノを大切にする日本人は「古いモノを新しいモノに交換する必要をあまり感じていないようだ」と分析した。

 また日本人は毎日寿司(すし)や刺身を食べるというイメージを中国人は持っていると記事は紹介。しかしこれらは「決して日常の主食ではなく、むしろ客をもてなすときの食事」であると説明。日本人の普段の食事はカレー、丼物、ご飯と惣菜の各種弁当、おにぎり、鶏肉の揚げ物やトンカツだと紹介した。

 さらに日本人は極めて礼儀正しいというイメージについては事実と「完全に一致する」と絶賛、各種店舗における日本人の接客態度は「非常に礼儀正しく、熱心」であると記事は説明している。しかし、日本が親しみやすいというのは事実ではなく、人間関係には必ず一定の「距離感」があると指摘。一般的に日本人は積極的に新しい友人を作ろうとせず、特に外国人に対してはそうだと記事は説明、「日本に外国人として住むなら、近所との交流が少ないことや、同僚から社交的な場に招待されることは少ないということを予期すべきだ」と提言した。

 日本人とは正反対に、中国人は見知らぬ人に対しては警戒心を示す傾向があるが、少し打ち解けると食事に誘ったり、家に招待したりと熱烈な交友関係を育もうとする傾向がある。外国人に対する場合も例外ではない。

 日本では買い物に来た中国人を食事に誘うなど、自ら友人になろうとする日本人の店員はあまり多くはないかもしれない。しかし中国では店に買い物に来た日本人と友人になろうとする中国人の店員は少なくないのだ。従って記事の最後の提言は、中国人が日本での生活のなかで感じた失望を率直に表現したものだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Konstantin Kalishko/123RF.COM)