春は肌荒れの季節? 肌トラブルの5つの理由

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執筆:南條 玲子(医療ライター)


「何故か毎年、春になると肌の調子が悪くなってしまう…」
そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?じつは春は、様々な肌トラブルが発生しやすい季節なのです。

どうして肌トラブルが発生しやすいの?対策はないの?
以下から詳しく見ていきましょう。

肌トラブルの理由 その1:紫外線

例えば4月の時点で紫外線量は残暑厳しい9月と同程度と言われており、日焼けするには十分なタイミング。日焼けをすると皮膚の表面から水分が奪われてしまいます。

<対策>


外出の際は日焼止クリームや日傘、サングラスなどでしっかり日焼け対策をしましょう。
紫外線を多く浴びた日は、保湿力の高い化粧水をたっぷり塗って乾燥を防ぐことが大切。
美容液やパックなどは、日焼け肌には刺激となる場合がありますので、シンプルな保湿ケアを心がけてください。

肌トラブルの理由 その2:環境の変化に伴うストレス

春は入学や入社、転職や転勤など、環境に変化が起こる季節です。
新しい環境に馴染めずストレスがたまると自律神経のバランスが乱れやすくなります。
自律神経が乱れると血流が悪くなり、酸素や栄養素が十分に行きわたらず皮膚のバリア機能が低下し、肌荒れを起こしやすくなってしまいます。

<対策>


自律神経のバランスを正常に保つには、
ぬるめのお風呂にゆっくりつかる、夜は早めに寝る、適度な運動をする、などが大切です。

肌トラブルの理由 その3:花粉や黄砂

春といえば花粉症による諸症状でお悩みの方も多いことでしょう。
しかし、花粉が肌荒れの原因となるケースがあることをご存知ですか?
花粉が肌に付着すると、赤くなったり、痒みが出る場合があります。これを「花粉皮膚炎」といいます。
なお、「黄砂」も花粉と同様に肌荒れの原因となるようなので注意が必要です。

<対策>


外出時は、マスクやサングラスで肌の露出をさけるようにしましょう。
また、出先から家に戻ったら、すぐに顔を洗ったりシャワーを浴びたりすることが大切です。

肌トラブルの理由 その4:乾燥

冬はしっかり乾燥対策をするけれど、春になるとついつい保湿ケアを怠りがち…
そんな人は多いのではないでしょうか?
冬ほどではないものの春も空気は乾燥していますし、気温の上昇に伴い肌の表面が渇いてしまいます。

<対策>


洗顔後は保湿効果の高い化粧水を塗って、クリームや乳液でしっかりと蓋をすることが大切です。また、水分を多めに摂取して身体の内側から保水をするのも乾燥対策には効果的です。

肌トラブルの理由 その5:皮脂や汗

冬の寒い時期は肌の新陳代謝が停滞気味なのですが、春になり温かくなると徐々に活発になってきます。
その影響で肌から分泌される皮脂や汗の量が増加し、肌荒れの原因となってしまいます。

<対策>


洗顔は優しく丁寧に行い、毛穴のつまりがある場合はスクラブ入りの洗顔料をつかうと良いでしょう。
ただし、必要以上に洗顔をし過ぎると肌のバリア機能が損なわれてしまいますので、朝晩の2回までとしてください。

毎日の積み重ねが、肌荒れを防ぐ!

このように、春は意外にも肌トラブルの多い季節です。
お肌が荒れてしまってから慌ててケアをするのではなく、普段からしっかりとスキンケアを行い、良い生活習慣を身につけておくことで、肌荒れを未然に防ぐことができます。
日々の積み重ねを、大切に心掛けたいですね。

<参考>
『日最大UVインデックス(推定値)の月別累年平均値グラフ』(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_norm56.html

『乾燥肌化粧品navi』
http://dry-cosme.net/season/spring-dry/


<執筆者プロフィール>
南條 玲子:医療ライター。治験専門施設(SMO)での10年に及ぶ勤務を経てフリーライターに。在職中に得た知識をもとに医療、薬剤、美容などの記事の執筆を行う。文学にも造詣があり、文学評論や書籍紹介記事の作成などでも活動中