10日、米国が中国が主権を主張する人工島から12カイリ内に軍艦を派遣する「航行の自由」作戦を実施したことに中国が強く反発している。写真は永暑礁に駐留する中国軍。

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2016年5月10日、米国が中国が主権を主張する人工島から12カイリ内に軍艦を派遣する「航行の自由」作戦を実施したことに中国が強く反発している。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは10日、米国防総省関係者の話として、米海軍の駆逐艦「ウィリアム・P・ローレンス」が南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島にあるファイアリー・クロス(永暑)礁の12カイリ(約22キロ)内を航行したと伝えた。米軍が南シナ海の中国の人工島周辺で同作戦を実施したのは、昨年10月、今年1月に続いて3回目。

中国新聞網によると、中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道官は10日の定例記者会見で、「中国の主権と安全を脅かし、この地域の平和と安定を損なう行為だ」と述べ、「断固とした反対」を表明した。

中国国防部の楊宇軍(ヤン・ユージュン)報道官も「米艦が中国政府の許可を得ずに違法に南沙諸島の関係島しょ付近の海域に入ったことは、著しい挑発行為だ」と非難した上で、戦闘機やミサイル駆逐艦などを現場海域に派遣し米軍側に離れるよう警告したことを明らかにした。(翻訳・編集/柳川)