9日、中国誌・環球によると、4月に行われた韓国総選挙で与党・セヌリ党が議席数を大幅に減らす敗北を喫し、大統領も専門家も予想しない大敗になったが、その背景には天災と人災が立て続けに起きたことがある。

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2016年5月9日、中国誌・環球によると、4月に行われた韓国総選挙で与党・セヌリ党が議席数を大幅に減らす敗北を喫し、大統領も専門家も予想しない大敗になったが、その背景には天災と人災が立て続けに起きたことがある。

14年4月に起きた客船セウォル号転覆事故をめぐる政府の対応で、朴政権は支持率を大きく落とした。事故前の朴大統領は政権の座について1年で、支持率は70%を超えていたが、事故後は40%にまで落ち込んだ。

15年5月には中東呼吸器症候群(MERS)が韓国で流行し、経済的にも打撃となったが、ここでも政府の対応が遅れたことに国民の不満が集まった。韓国のネット上では「MERSはもとは天災だったが、政府によって人災にさせられた」との声が書き込まれている。

セウォル号の事故とMERSの流行は不可抗力の面もあったが、その後起きた国定教科書問題や人事問題などは完全に人災だと記事は指摘する。人事問題については、朴大統領が親朴派の人材ばかり重用する独断的人事を続け、この総選挙でも党内の反朴派を抑える形で介入し、従来の支持層から見放されてしまい、投票を棄権という形で有権者が無言の抗議を示した。(翻訳・編集/岡田)